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メダカ飼育とミジンコウキクサ(仁丹藻)~その栄養や特徴とは?~

メダカの非常食ともなり得るミジンコウキクサ。本家ミジンコ同様に実は維持したり増やすにはコツがあるんです。
【無農薬】ミジンコウキクサ(仁丹藻)1パック【自家繁殖】400円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
※一度のお買い物につき3個までとさせていただきます。
数量 400円(税込)  

概要、分類

ミジンコウキクサ(学名: Wolffia globosa、漢字表記:微塵子浮草、水蚤浮草)は南ヨーロッパ原産のオモダカ目サトイモ科ミジンコウキクサ属の多年生の浮遊植物です。ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、アジアに外来種として広く移入分布しており、日本にも移入分布しています。世界最小の顕花植物とされています。メダカ飼育をはじめとしたアクアリウムとビオトープにおいて魚のエサとして利用されています。「ミジンコ藻」や「仁丹藻」とも呼ばれています。

参考

アクアリウムフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

テラリウムフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

アクアテラリウムフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

ビオトープフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生態、特徴

草体は長さ0.3~0.8mm、幅0.2~0.5mm、厚さ0.2~0.6mmになります。楕円形の葉状体だけからなり、根はありません。花は葉状体の上面に1つ生じます。繁殖形態は種子繁殖と栄養繁殖です。種子は1個体に1個形成されます。栄養繁殖は出芽(親の体の特定部位に小さな個体が発生して独立)と呼ばれる方法です。水田や湖沼の水面に浮いて生育する多年生浮遊植物です。春から秋にかけて成長し、晩秋に越冬形態である冬芽が形成され水底で越冬し、春には温かくなると浮上して生育を開始します。

メダカとの関係、相性

本種は主にメダカのエサとして利用され、一部水草としても利用されています。

繊維質が豊富で整腸作用があり、カロチノイドやビタミン、ミネラルも豊富で肌の艶上げと色揚げ効果があります。消化しにくいタンパク質が多いエサを与える際に併せて与えることで消化を助けてあげることができます。幼魚期と成魚期の餌に適しています。体調の悪いメダカに与えたり、体調がいいメダカであっても与えすぎたりすると消化器官で詰まって消化不良の原因になることがあります。体調の悪いメダカがいる飼育水槽には常に本種を浮かべないようにして、体調がよくても他のエサがない場合には食べ過ぎてしまうので本種以外のエサ切れをさせないようにする必要があります。ただし、嗜好性は個体差や品種差がありますので、必ずしも全てのメダカが好んで食べるわけではありません。エサに関する詳細については「エサについて」のページをご覧ください。

また、水草としての効果もあります。

水面に浮遊しますので、日光や外敵からメダカを守ります。日光を遮る役割を果たすことは水温の過上昇を防ぐことにもつながります。しかし、環境が適していると成長が著しく速いために短期間で水面を覆いつくして採光や観察のスペースがなくなってしまいます。成長ペースを観察しつつ、水面積の一定以上を覆ってきたら間引く必要があります。それでも水面に散らばって水中の観察、観賞がしにくい場合には水面を区切る方法があります。観賞魚用のエアーストーンに空気を送るエアーチューブを連結で輪にして浮かべて本種をその中でのみ浮かべるという方法です。そうすることで散らばるのを防ぎ、水中の観察、観賞がしやすくなります。

さらに水の富栄養化を防ぐ役割も果たします。メダカの糞尿から発生したアンモニアが分解され、最後は硝酸塩が残りますが、植物は窒素を根から硝酸塩の形で吸収し、これと炭水化物からアミノ酸と炭水化物を合成します。

注意
一度環境が合ってしまうとドカッと増えますので水面を覆い尽くすことのないように注意です。またメダカが食べるのは新しい、青々としたやわらかいものだけ。常時メダカ水槽に浮かべておくということではなく、別水槽で維持しておき青々とした柔らかなものだけを必要時に投入するという方法もお勧めです。

人(日本人)との関係

メダカ飼育をはじめとしたアクアリウムとビオトープにおいて魚のエサとして利用されています。「ミジンコ藻」や「仁丹藻」とも呼ばれています。

その他、栽培から逸脱したものが帰化し、在来の自然の生態系を破壊する恐れがあるため、帰化したものは害草として扱われています。日本では関東地方・北陸地方以西から九州、沖縄に定着している報告があります。

海外では健康食品として利用されているところもあります。

水槽内、他の植物との相性

他の水草(特に高光量に弱い種類)を強い日光から守ります。一方で光量を必要とする水草類の成長を妨げることがあります。繁殖して増えたら、同じ水槽内で他に栽培している水草類の必要光量に合わせて適度に間引きを行なう必要があります。メダカとの相性で述べたように水面を区切る方法も有効です。

他の水草類に紛れやすく、水草の移動に伴って本種も移動することがあります。本種を入れている水槽の水草を、本種を入れていない水槽に移動させる際には混入しないよう注意が必要です。

実際にミジンコウキクサが届いて水槽投入までの流れ(メダカ水槽に入れる際の注意点、投入方法)

本種を水槽に投入する際の注意点は特にありません水質変化への適応力が極めて高いため、水質に関しては気にする必要はありません。ただし、水温の大きく異なる環境にいきなり投入すると葉状体が痛むことがありますので、その場合にはメダカと同様の水合わせをおすすめします。お届けした本種の入った容器を投入する水槽に浮かべ、水温が合い次第、水槽に投入します。ただし、冬季の屋外水槽の低水温に投入するとメダカのエサにならないだけでなく、冬芽形成する間もなく枯れることがありますので注意が必要です。

管理人ninomiya

ミジンコウキクサの扱いは簡単。肥料と強めのエアレーションで春夏期はどんどん増えてくれます。ポイントは肥料のチョイス。いろんなメーカーから様々な種類が出ているので相性が合うものを探せればドカッと増えます。逆に合わないとなかなか増えません。

維持難易度、維持方法(春夏秋冬別注意点)

本種の維持は極めて簡単です。メダカの飼育環境と同様の環境で問題ありません。日照と気温、水温さえ確保していれば維持可能です。水質は弱酸性~中性です。日照は春と秋は直射日光、夏は温度との兼ね合いがありますので午前中のみ直射日光が当たる場所や明るい日陰に移動させるか、50%程度までの遮光をします。水温、気温は20~30度が適しており、15度以下では冬芽形成を始めるものが出てきます。35度以上では白化して枯死するものが出てきます。また貧栄養でも白化して枯死しますので、高温でもないのに白化し始めた場合は貧栄養を疑います。水草水槽で栽培している場合は施肥をします。メダカ水槽での施肥は水質悪化を招いてメダカに悪影響を及ぼすため施肥をしません。水草類が過密であったり、コケが多すぎたりする可能性があるので、水草を間引いて数を減らしたり、コケを掃除したりします。それでも白化が続く場合は飼育水の異常が疑われるため見直しをします。飼育水の見直しについては「飼育水について」のページをご覧ください。冬季には冬芽状態となり水底で越冬して、春に浮上して生育を再開します。

繁殖難易度、繁殖方法

本種の繁殖形態は種子繁殖栄養繁殖です。種子繁殖は極めて稀で、花を咲かせることは滅多になく、開花したとしても結実することはほとんどありません。そのため、出芽による栄養繁殖をさせます。維持と同様に繁殖も極めて簡単です。繁殖に最適な環境は維持と同様の日照、水温は30度前後、水質は弱酸性です。施肥をすると繁殖ペースが速くなります

他のミジンコウキクサの仲間たち

同属種:Wolffia angusta, W. arrhiza, W. Australiana, W. borealis, W. brasiliensis, W. columbiana, W. cylindracea, W. elongate, W. microscopica, W. neglecta

近縁種:アオウキクサ、ヒナウキクサ、コウキクサ

まとめ

ミジンコウキクサは水草としての効果はもちろん、メダカのエサとして優れた栄養価、効果を持っています。極めて小さいため扱いが若干難しい面はありますが、繊維豊富なエサとなり、維持と繁殖が容易であることなど、他の水草にはあまりないメリットが多くあります。メダカのエサとして繁殖させてちょっとした自給自足のメダカ飼育をしてみてはいかがでしょうか。

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