「よくあるお問い合わせ(Q&A)」を更新(5/13)

メダカの月別飼育ポイント屋外編~おさえておきたい野外飼育のコツ~

メダカを屋外で飼育管理する上で知っておきたいポイントと注意点を月別にまとめています。先々がいくらかでも読めると前もっての準備等手配しやすくなります。また、屋内飼育に関してのポイントはこちらからどうぞ。

管理人ninomiya

日々のメダカ飼育予報も公開中です。無料メルマガでも届きますのでもしよろしければご登録(解除もこちらから)をどうぞ。スマホはこちらからどうぞ。

1月の屋外メダカ飼育のポイント

真冬真っただ中、基本的にはメダカは屋外野外では冬眠中。エサは当然食べません。彼らは日々水底や水草、枯葉等に隠れて寒さをしのぎます。温暖な地域であれば晴れて暖かな日中であれば水面に顔を出すこともありますが機会はそう多くはありません。また顔を出したからと言って餌を与えてよいかというとそこはまた別。一日だけ温度が高くてもすぐに寒くなって活性が落ちるのでむやみに給餌すると消化不良を起こして弱る可能性があるので注意です。蒸発して減る水量分は足してしっかりと多めの水量を確保することが必要です。年末そして1月&2月前半まではメダカの冬越しのピーク。真冬の寒さをしのぐための対策(断熱材を水槽周りに配置する等)をして乗り切ります。

2月の屋外メダカ飼育のポイント

前半は1月と同じように寒さのピークです。基本的には冬仕様、寒さ対策(断熱材配置、日当たり良好な位置に水槽を置き、水槽の容量大きめ)をしっかり継続して乗り切りましょう。多くの年ではメダカの越冬のヤマ場は2月前半くらいまで。その後日差しも強まり地域によっては一日に一度水温が上がる日中にエサを与えることができるようになります。エサは最初はパウダー状の目の細かなものからスタートします。消化の良いものが彼らの春一番のパワーの源となります。

3月の屋外メダカ飼育のポイント

気温の上がり始める月となります。温暖な地域では月の半ばから後半にかけて常温下でも繁殖行動がみられることも。日照時間自体も11時間を超え、屋外野外での水槽も暖まりやすくなります。上でも書いたように最初の給餌はパウダー状のエサから。できるだけ消化不良を防いで健康に春の産卵に備えてもらいましょう。また生み始めのころはまだペアが繁殖行動に慣れていないのと低水温のため無精卵が多くなりがちです。あせって若干パニックになる飼育者の方もおられますがそこは落ち着いて見てあげましょう。時が解決してくれることが多いですが水槽内にオスがいなかったり、いても弱いとメスが過抱卵になってしまうことも。水槽内にしっかりと雌雄が適正数いるかどうかはチェックしておきます。

4月の屋外メダカ飼育のポイント

気温は上がり屋外のメダカたちの活性が上がってきます。日中早めから動きが出てくるため鑑賞していても楽しい時期のスタートです。温暖な地域では産卵が始まり繁殖行動も見られるようになってきます。繁殖行動を観察するには日の出前から。暗いうちから彼らは行動を始めますのでおどろかさないように観察しましょう。月の前半はまだ常温下では水温が上がりきらないので孵化率はそう高くありません。孵化まで持っていきたいのであれば別途採卵し加温するなりして25℃程度にて維持しましょう。ポイントはきれいな水で維持すること。汚れた水では水温が高くても孵化率は落ちます。

5月の屋外メダカ飼育のポイント

気温はさらに上がって日中汗ばむ陽気も増えてきます。日照時間も13時間から14時間へと増加、メダカの繁殖環境が整い始めます。初めはぎこちなかったペアの繁殖行動も整ってきて孵化率も上がってきます。気温が低ければ適宜保温してあげて孵化率を高めます。孵化水槽の水温は30℃までならOK、低くても20℃は保持したいです。エサやりも一日二回が可能な気温、活性になってきます。ただし水が汚れるのもスピードアップしますので水質管理はこまめにしましょう。いざという時のための水替え用の予備の汲み置き水槽があると便利です。水替え頻度は日や曜日を決めて(一週間に一度など)行うのも良いのですができれば水の状態、メダカ自体の健康状態をみて判断できるようになった方が良いです。大きな水替えはショックとも隣り合わせですので足し水で済めばそれに越したことはありません。また地域や天気によっては朝晩の温度差が大きくなることがあります。水温の大きなアップダウンはストレスになります、いざという時のために塩浴(濃度0.3%程度で丸一日)用の塩を準備しておきましょう。

注意
最近増加傾向にあるメダカの温室飼育の方で一番事故の多いのがこの5月。”初夏の陽気”のような日がわりと頻繁に出るため過昇温注意です。温室飼育は便利ですが春の立ち上がり過ぎに起こる「換気忘れ」にはくれぐれも気を付けて。

6月の屋外メダカ飼育のポイント

日本の多くの地域では梅雨に入ります。気温は問題なくメダカは高活性を維持します。ただ曇りの日が多いとメダカも元気がなくなります。できるだけお日様の光をもらえるような水槽位置が望ましいです(メダカは明るい場所が大好きで体調もそうですが産卵にも大きな影響を与えます)。雨があまり多いと水槽から水があふれてメダカたちも脱走してしまいます。かわいそうなことにならないように日々の水位の注意や水槽にふたをしたり屋根下に置きなおすなど対処してあげてください。またこの時期は水カビ病も出ることがあります。日照不足と雨の大量混入は彼らのストレスになりえます。あとこの時期は晴れると水温が上がりすぎてメダカたちが煮えてしまう可能性があります。雲の多い時期ですが過昇温には要注意です。

7月の屋外メダカ飼育のポイント

一年の折り返し月は梅雨後半の大雨から始まります。雨の大量混入は水質の急変を招きます。セットして時間が経った”こなれた”水槽の場合はまだよいのですがまだ水もできていない水槽の場合はできれば大雨は入ることがないようにしたいところです。そして梅雨が明けると夏の始まりです。梅雨明けと同時に気温が上がり、その分だけ屋外のメダカたちの活性も高くエサの喰いも良い状態が続きます。ただそれだけ水の汚れも早く、あっという間に状態が落ちてしまうことも。水を作ったり管理するのが苦手な方は無理せず容量の大きな水槽に入れて余裕を持ちましょう。小さな水槽の方が管理がしやすいように思いますがその分クルクル変わる水質やアップダウンする水温に右往左往することになります。初心者の方ほど大きめの水槽でしっかり遮光して水温を25~30℃までに保って維持してあげてください。夏場はなんといっても暑さ対策です。すだれや遮光シートなどで水槽に影を作ってあげます。ただ暗くし過ぎるとメダカの場合よろしくないので一部は光が入るようにしてあげるなど明るさを確保してあげましょう。

8月の屋外メダカ飼育のポイント

うだるような暑さの日々が続く夏休み、8月です。すくなくともお盆までは強烈な真夏の日差しが屋外水槽を襲います。すだれや遮光シートなどの暑さ対策はすでに先月の梅雨明け前には施しておきましょう。水温はできれば25℃付近、上限は30℃前後で留めたいです。これ以上上がっても35℃くらいまでであればメダカは耐えることが出来はしますがやはり生き物ですので徐々に衰弱していくことがあります。そうなると生みも落ちますしバテて体力も落ちれば病気を発症しやすくなり水槽内ほかの個体に伝染すると厄介です。また水草類も過昇温を防いでくれるものがあります。代表的なものはホテイアオイやオオサンショウモ、ウォータークローバー・ムチカなどです。これら肉厚の浮草類は水面に浮いて日光を遮る役割を担ってくれます。ただ水面をすべて浮草で覆い尽くすと中のメダカ君たちにはストレスがかかります。水面の半分程度に抑えて浮かべておきましょう。これらの水草は遮光効果と同時に水質改善効果も期待できるため積極的に活用したいものです。8月は水温管理さえしっかりできればメダカ君たちの爆殖が期待できます。当然生まれた卵や稚魚たちの水槽の水温も30℃までで抑えてあげましょう。

9月の屋外メダカ飼育のポイント

残暑はありますがただピークの一時期よりは暑さも引いて朝晩すこし過ごしやすくもなってきます。引き続き暑さ対策を万全にして温度管理に努めるなかで水質や個体の体調に変化がないか観察してあげましょう。生みも夏場同様続いていますがすでにたくさん子を採って水槽がいっぱいになっているのであれば産卵をストップしても良い時期です。ただ日照時間も13時間を切ってくるので意図して止めなくても徐々に生みは落ち着いてきます。また屋外飼育のみでやりくりする場合、冬越しのために9月の半ば以降に生まれた稚魚は大きな水槽でゆったりと維持し一日二回の給餌と数日に一度の生餌で早めに大きさを確保しましょう。冬場に向けて体力をため込むことができるサイズにまで成長させることが肝要です。リミットは11月初旬くらいまで。それ以降は常温下ではなかなか成長が進みません。二か月弱あればメダカは上記の環境で維持すると越冬可能サイズにまで持っていくことができます。逆に過密飼育で一日一度程度の給餌で進めるとなかなか成長してくれないので注意が必要です。

10月の屋外メダカ飼育のポイント

暑さも生みも落ち着いてきますがメダカの活性はまだ高い時期です。一日二回の給餌は十分可能な時期となります。そして屋外での越冬をする場合はまだ小さな個体はこの月のうちに大きくなってもらいましょう。生クロレラも成長促進に寄与しますしゆったり飼育にミジンコやアルテミア等の生餌を織り交ぜながら成長を促しましょう。遮光も気温を見ながら徐々に解いていきます。明るい方がメダカは丈夫に育ちますので「もう水温は問題ないな」と感じたら影を少なくしたりして光をより多く取り込んであげましょう。また10月後半になると地域や年によっては朝晩冷え込む日も出てきて日中との寒暖差が気になり始めます。繊細な系統のメダカは影響を受けやすいので水温水質と共に状態のチェックは欠かさず行いましょう。

11月の屋外メダカ飼育のポイント

朝晩涼しく日中も暑さはなくなりメダカの活性も落ち着いてきます。前半はまだ暖かな日もあるため地域によっては一日二回の給餌も可能ではありますが朝晩冷える日も増えてくるので水温が上がる日中に一回、ごく少量給餌するのみで維持していきます。また縦に長い日本列島、寒くなり方も時期も差があるところですがいずれにしても冬越し準備は早めに行っておきます。だいたい11月の半ば過ぎから冬の寒気第一弾が入り始めます。この時期ですのでまだ居座ることは少なく短期であることが多いのですがキュッと下がる水温で彼らは体調を崩すこともあります。冬越しのポイントは一にも二にも寒さ対策です。水槽はできるだけ大きなものでなるべく深さがあるものを。真冬に凍結があったとしても水槽の底奥深くでやり過ごせるようにするためです。そして水槽の色は黒色だと光を集めてくれるので温度が上がりやすくて良いでしょう。また断熱のため水槽周りをスチロール板で囲うのも良策です。あとは田土など、目の細かな底床があるとメダカ君たちは寒さをしのぎやすくなります。その際、底床はできれば15cmほど敷いておき、その上に枯葉を投入するのも隠れる場所になるため良い手です。冬はできるだけ太陽光のあたる場所に水槽を置き、上記の対処で乗り切ります。

12月の屋外メダカ飼育のポイント

月半ばに第二弾第三弾の冬の寒波がやってきて月の後半からはいわゆる本格的な冬シーズンがスタートします。給餌は温暖な地域の場合は月の前半くらいまでは与えることは可能ですが消化の良いパウダー状の物をごく少量にしてできるだけおさえめにしておきます。そして半ばの寒波後は餌を摂らない時期に入りますのでむやみに与えて水を汚さないようにします。またさらなる低温はクリスマスから年末年始の寒波以降へと続きますので12月に入って初めころには寒さ対策をもう一度あらためて確認しておきましょう。また大雪で野外の水槽が埋もれてしまいそうであれば避難するか蓋をするなどの対策をしてあげてください。雪が水槽内に入り続ければその間の気温次第で水槽内はシャーベット状となりメダカは凍えて死んでしまいます。”何十年に一度の寒波がやってくる”というアナウンスがある時も要注意です。冬将軍が長ーく居座ってしまう場合、昼間も凍結が融けきらない場合は危険な状態です。昼も夜も冷え切って氷の厚さがどんどん増していくのであれば緊急処置として屋根下に避難するなどしてできるだけ凍らせないようにしたいところです。メダカの越冬は飼育環境としては11月半ばの第一弾の寒波までにどれだけきちんと寒さ対策をしたかで勝負が決まります。そして越冬明け、3月4月の春第一弾の産卵の際にはこの冬越しの状態がしっかりしているほど生みが良くなるものです。逆に生みがおそく状態が芳しくないのは冬を良い状態で越させてあげられなかったということです。クリスマス寒波~年末寒波と続き年明け、2月の前半までが真冬のピークとなりますのでここがヤマ場、勝負の時と思って寒さ対策をきばってあげてください。

管理人ninomiya

師走に入り、中ごろには寒さが本格化してきます。11月の第一弾の寒波がなかったとしてもこの12月の初めには”必ず”寒さ対策を施すことを忘れずに。これが出来ると出来ないとでは春の仕上がりにその年の前半かけても埋められないほどの大きな差が出ることになります。

メダカの屋外飼育まとめ

メダカの屋外(野外)飼育はどうしてもお天気と相談しながらのお世話になります。ハプニングの連続といっても良いかもしれませんね。しかし屋外で育ったメダカは屋内飼育個体ではおよびもつかないくらい元気な子に育つことが多いです。肌の色つやが良く、色揚がりも早くうまくいくことが多いです。それは自然光の影響であったり風が運んでくる微生物や微粒子や小さな虫たちのおかげかもしれません。また大風や大雨、気温の上がり下がりや天敵に狙われるなどいろいろと気を遣う場面も多いです。手間もかかりますし汚れるかもしれませんし天候不良で気も落ち着かないということもあるでしょう。しかし春夏秋冬それぞれの季節を感じながら、自然と一緒に日々メダカ君たちと命のつながりを感じられるということでもありますので、もしよろしければ屋内飼育と一緒に屋外飼育もご検討いただければと思う次第です。以上長くなりましたが拙文お読みいただき誠にありがとうございました。

めだか本舗では、続メダカ飼育ページ内で取り上げてほしいメダカ飼育関係のテーマ、内容を募集しています。ちょっとした疑問でも「よくあるお問い合わせ」ページで取り上げさせていただくことがあるかもしれませんのでもしよければリクエスト下さいませ。※リクエスト専用となりますので本お問い合わせについて返信させていただくことはありません、予めご了承ください。-管理人ninomiya-