「よくあるお問い合わせ(Q&A)」を更新(5/13)

メダカ飼育とタマミジンコ~メダカとの相性、維持増殖のポイントとは?~

メダカの良い生餌ミジンコ。成長にも産卵にも良い影響を与えてくれる彼らを少しくわしく見てみましょう。
【感謝の激安】タマミジンコ1000匹くらい【生餌販売】500円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
※一度のお買い物につき3個までとさせていただきます。
※商品代金3000円以上からの受注となります(送料無料は4000円以上から)。誠に恐れ入りますがその旨ご理解いただきご注文をお取りまとめくださいますようよろしくお願い申し上げます。
数量 500円(税込)  

概要、分類

ミジンコ(漢字表記:微塵子)とは広義にはプランクトンとして生活する微小な甲殻類の総称、狭義には鰓脚綱枝角目のミジンコ(Daphnia pulex)という種類を指します。このページでは前者の広義のミジンコ(以下、ミジンコ類)として扱い、メダカのエサに利用されているタマミジンコ(学名:Moina macrocarpa)を中心に、ケンミジンコ、カイミジンコについても触れていきます。

生態、特徴

タマミジンコは日本においては北海道から沖縄の浅い流れの緩やかな水域、止水域に生息しています。楕円形~円形で、体長はおよそ1~1.5mmです。楕円形が基本的な形ですが、抱卵した雌は卵を背側にある育嚢に保持して膨らむため円形になります。体色は透明ですが、溶存酸素量が少ない環境では血中のヘモグロビンが増えるために赤くなります。先が二つに分かれた長い第2触覚をオールのように動かして遊泳します。動線は小刻みに波打つ形を描きます。繁殖期は5~10月です。単為生殖と両性生殖により繁殖します。単為生殖は本種の生存に適した、安定した環境下で行なわれます。その環境下では雌のみが存在し、未受精卵が発生して背側にある育嚢で孵化してから体外に産み出されます。産み出された個体は基本的に全て雌です。両性生殖は本種の生存に適さない、不安定な環境下で行なわれます。水質や水温、日照時間に反応し、単為生殖で雄が発生します。その雄と交尾をして、水質汚濁や低温、乾燥に耐えられる耐久卵を産みます。耐久卵は環境が安定すると孵化します。食性は雑食性で、主に植物性プランクトンや細菌類を餌とします。正の光走性があり、明部に集まる習性があります。

ケンミジンコは顎脚綱キクロプス目キクロプス科に属する種類の総称です。淡水性、汽水性、海水性の種類があります。淡水では流水域から止水域まで生息しています。前体部は長楕円形で、後体部は細長い形状をしています。第1触覚が長く、後端に一対の叉肢をもっています。一般的に見られる種類の体長は1~2mmです。第1~4遊泳脚と第1触覚で直線的に泳ぎます。動線は大きなギザギザとした形を描きます。繁殖期はタマミジンコと同様です。両性生殖でタマミジンコと同様に耐久卵を産むことができます。一対の卵嚢を後体部につけます。孵化した幼生はノープリウス幼生、コペポディド幼生を経て成体になります。食性は動物食の強い雑食性で、主に他のミジンコ類も含む動物性プランクトンを餌とします。

カイミジンコは貝虫綱に属する種類の総称です。淡水性、汽水性、海水性の種類があります。タマミジンコと同様の環境に生息しています。楕円形で、体長は1~1.5mmです。石灰質の左右に分かれた背甲に覆われています。背甲は背側で接しており、靭帯と閉殻筋で開閉可能です。殻の隙間から触覚と付属肢を出し、底を歩いたり遊泳したりします。大きく揺れながら遊泳し、動線は大きく波打つ形を描きます。繁殖期は上記2種と同様です。淡水産種の多くは単為生殖と両性生殖が可能な種が多く、タマミジンコと同様の繁殖形態で、耐久卵を産むことができます。食性は動物食の強い雑食性で、他のミジンコ類を含む動物性プランクトンや動物の死骸を主に、藻類や枯死した植物なども餌とします。他のミジンコ類と比較して水質悪化への耐性が強く、水質悪化に伴い、他のミジンコ類が死滅し、カイミジンコのみが生き残り大繁殖する傾向があります

メダカのとの関係、相性

タマミジンコメダカとの関係、相性は良いです。ミジンコ類の中では殻が柔らかく、摂食と消化がされやすいため、生餌として最も適しています。生後1か月以降の体がある程度大きくなった稚魚、幼魚、成魚の生餌として最適です。生後1か月までの稚魚には大きく口に入らないうえに、メダカにストレスを与えたり、死滅すると水質悪化の原因になったりするため、生後1か月以降に与えることを推奨します。エサとしてのタマミジンコの特徴やその他のエサについては「エサについて」のページをご覧ください。その他、藻類や細菌類を捕食することから短期的な水質の改善や急激な水質悪化の予防が期待されます。長期的には大繁殖の後、大量死滅が起こる可能性があるため、水質悪化を招く危険性があります。

ケンミジンコはメダカとほとんど関係ありません。動きが速いためメダカのエサになることはほとんどありません。

カイミジンコとメダカとの関係、相性はあまりよくありません。殻が固いため、メダカのエサになることはほとんどなく、食べたとしても消化不良を起こす高い可能性があります。

人(日本人)との関係

ミジンコ類は主に理科、生物の授業においてプランクトン、単為生殖、消化管や血液の流れなどを観察するためのモデル材料や観賞魚の稚魚、幼魚用の飼料として利用されています。

管理人ninomiya

ちなみに野外でよく春夏に自然とミジンコたちが沸いて増殖しているのがこんなところ(下画像)。こういう肥の効いた田んぼの隅なんかで水温が上がっている状況だと彼らの渦を巻いている姿を見ることがあります。

水槽内、植物との相性

ミジンコ類と水草との相性は良いです。水草にとってもミジンコ類にとっても相互の存在はメリットになります。水草はミジンコ類の休息場所や天敵から逃れるための隠れ家になります。ミジンコ類の藻類を食べる種類は水草の生育を阻害する藻類を食べます

タマミジンコとグリーンウォーターとの相性は良くない場合と良い場合があります。グリーンウォーターの元である藻類が本種に摂食されるため、水が透明になっていきます。意図的にグリーンウォーターを使用している水槽には本種を導入しないことを推奨します。しかし、透明な水で飼育する場合や本種を飼育、繁殖する場合には相性は良いと言えます。

実際にタマミジンコが届いて水槽投入までの流れ(メダカ水槽に入れる際の注意点、投入方法)

エサとしてメダカ水槽に投入する際には、スポイトで吸い取るか、プランクトン専用網で掬ってメダカに適量を与えます。水の汚れや臭いなどが気になる場合は一度綺麗な水に移してから与えます。

本種専用の飼育、繁殖水槽に投入する際には特に注意すべきことはありません。水温や水質が大きく異なる水槽に投入する際には水合わせをする必要があります。メダカの水合わせと同様の方法で水合わせを行ないます。

維持難易度、維持方法(春夏秋冬別注意点)

タマミジンコの維持は比較的容易です。環境適応範囲は、水温は10~35℃水質は弱酸性~中性です。エサは生クロレラ(グリーンウォーター)、ドライイースト、プランクトン用人工飼料などです。給餌量や頻度は生クロレラの場合は水が薄く色付く量を投入し、濃度を維持します。屋内飼育ではグリーンウォーターを維持、発生させるには光量不足になりがちであるためエサ切れに注意し、同時にクロレラの死滅に伴う酸欠に注意します。ドライイーストは目安として20Lの水に対し1g1日に1~2回与えます。水槽内でイースト菌が生きるため長持ちし、栄養価が高いため、個体数や水量に対して給餌量が多いと急激な水質悪化や酸欠をもたらす危険性があります。個体水や水量を考慮して量や頻度の調節をします。プランクトン用人工飼料は1日に1~2回与えます。

本種は欠に弱いため、水深は浅めで水面面積が広い容器を使用し、風通し良く管理します。エアーレーションは酸素供給に有効ですが、本種は水流が苦手なため、できる限り使用しないか、弱めのものをいくつか使用することを推奨します。酸欠状態になると体色が赤くなるため、それを目安に対処します。

春から秋にかけては活動が旺盛で摂食量が多いためエサ切れに注意します。春は水温の上昇に合わせて給餌量を増やしていき、秋は低下に合わせて減らしていきます。夏季は過昇温と酸欠に注意します冬季は無加温飼育では耐久卵で越冬します。そのまま春の孵化まで待ちます。

本種の天敵はヤゴ、ヒドラ、ケンミジンコです。混入しないように注意します。混入した場合、ヤゴは駆除します。ヒドラとケンミジンコは小さく、それらのみを駆除することが困難なため、それらが混じらないようにタマミジンコだけを掬いとって水槽をリセットします。リセットする際にヒドラやケンミジンコが目に見える形でいなくても、ヒドラの切片やケンミジンコの卵が残ると再発生します。同じ水槽を使用する場合は、丁寧に洗い流してしっかり乾燥させる作業を何度か行ってから使用します。また、残したタマミジンコの水からもそれらが発生しないか確認してからリセットします。

繁殖難易度、繁殖方法

タマミジンコ繁殖は維持をしていると自然に行なわれるため比較的容易です。繁殖形態は単為生殖と両性生殖です。自然下での繁殖期は4~10月で、繁殖に適した水温は15~30℃です。エサと溶存酸素が十分にあると繁殖の成功率は高まります。薄めのグリーンウォーターで管理してエサ切れを起こしにくくしたうえで、併せてその他のエサを与えると生き残りやすくなります。繁殖して個体数が過密に感じる数になるまで増えてから1か月程度は調子よく維持できます。その後は親個体の寿命や個体数が増えたことによる環境変化により、急激に個体数が減少したり、全滅したりしやすくなります。過密になり始めたら新規水槽を立ち上げ、そこに少数を分けて継代していくことを推奨します。

ミジンコの仲間たち

ミジンコ(Daphnia pulex)

オオミジンコ(Daphnia magna)

カブトミジンコ(Daphnia galeata)

オカメミジンコ(Simocephalus vetulus)

ネコゼミジンコ(Ceriodaphnia quadrangula)

オナガミジンコ(Diaphanosoma brachyrum)

ケブカミジンコ(Macrothrix rosea)

マルミジンコ(Chydorus sphaericus)

ゾウミジンコ(Bosminia longirostris)

まとめ

ミジンコといってもその種類は多く、それぞれ異なる特徴を持っています。メダカ飼育でよく見かけるミジンコは、エサとして利用されるタマミジンコ、自然発生や混入するケンミジンコとカイミジンコの3つです。タマミジンコはメダカのエサとして最も適していますケンミジンコはタマミジンコやゾウリムシの天敵となります。カイミジンコはエサには適していませんが、水質のバロメーターになります。目的に応じて投入するミジンコを変えてみるのも良いかもしれません。タマミジンコの維持と繁殖は比較的簡単ですので、それらを楽しみながらメダカのエサにしてメダカを元気に、そして健康に育てて、さらにはメダカ飼育と切り離して考えることのできない微生物の世界に入ってみるきっかけにしてみてもいかがでしょうか。

【感謝の激安】タマミジンコ1000匹くらい【生餌販売】500円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
※一度のお買い物につき3個までとさせていただきます。
※商品代金3000円以上からの受注となります(送料無料は4000円以上から)。誠に恐れ入りますがその旨ご理解いただきご注文をお取りまとめくださいますようよろしくお願い申し上げます。
数量 500円(税込)  

めだか本舗では、続メダカ飼育ページ内で取り上げてほしいメダカ飼育関係のテーマ、内容を募集しています。ちょっとした疑問でも「よくあるお問い合わせ」ページで取り上げさせていただくことがあるかもしれませんのでもしよければリクエスト下さいませ。※リクエスト専用となりますので本お問い合わせについて返信させていただくことはありません、予めご了承ください。-管理人ninomiya-