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メダカ飼育とインフゾリア(ゾウリムシ)~孵化後一週間の稚魚たちへ~

ちいさなちいさな生き物ゾウリムシ。メダカ飼育にどんな効果があるのか、見てみましょう。
【タンパク質】インフゾリアミックス(ゾウリムシ)500mlボトル1本+サービス1本【稚魚のエサ】400円(税込)
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数量 400円(税込)  

概要、分類

インフゾリアとは動物性プランクトンの総称です。このページではアクアリウムにおいてインフゾリアとほぼ同義として扱われることの多いゾウリムシについて説明します。ゾウリムシは狭義にはゾウリムシ(Paramecium caudatum)の和名、広義にはゾウリムシ(Paramecium)属に属する種の総称です。ここでは後者の広義のゾウリムシとして扱います。単細胞生物で、世界中の淡水止水域に広く生息しています。英語名の’slipper animalcule’が「草履虫」と日本語訳されたことにより、この名で呼ばれています。

生態、特徴

細胞の長さは0.09~0.3mm、幅0.04~0.07mmで、円筒形に近い形をしています。肉眼では小さな白い粒として見え、慣れてくると楕円形であることが分かってきます。細胞口、細胞咽頭、食胞、細胞肛門、収縮胞、大核、小核、繊毛を有しています。主に真正細菌をはじめとする細菌類や緑藻類をエサとしています。細胞口でエサを捕らえ、細胞咽頭に送ります。細胞口の奥、細胞咽頭入口には捕食したエサが逃げないよう内部に向けて繊毛が生えています。細胞咽頭から食胞に取り込み、細胞内を移動する食胞内で消化しながら成分を細胞内に吸収し、排泄物は細胞肛門へ送り、体外へ排出します。ミドリゾウリムシは体内にクロレラを共生させており、クロレラの光合成産物を栄養にすることができます。収縮胞は浸透圧調整に関わる器官で、中心の丸い部分とそこから放射状に広がる部分から構成されます。水の排出時には放射状部分に細胞内の水が集まり、中心部から排出されます。吸入時には中心部から吸入し、放射状部分を通して細胞内に吸収されます。大核は遺伝子発現、代謝や運動の機能を司る器官で、小核は生殖機能を有する器官です。生殖は接合による有性生殖と細胞分裂による無性生殖を行ないます。無性生殖は1個体あたり一生の間に500~1,000回程度行なわれるとされています。種類や環境によりその回数は異なります。細胞表面は約3500本の繊毛に覆われ、回転して繊毛によって生じる水の流れによって遊泳します。繊毛逆転によって後退することができます。移動速度はおよそ秒速1~2mmです。走性には負の走地性(重力走性)があります。重力の刺激に対して負の走性を示し、上に向かって泳ぐ性質です。

 

メダカとの関係、相性

ゾウリムシメダカのエサに適しています。特に稚魚と幼魚の生餌としては最適です。エサとしてのゾウリムシの特徴やその他のエサについては「エサについて」のページをご覧ください。その他、細菌類や緑藻類を捕食することから短期的な水質改善、あるいは急激な悪化の予防が期待されます。長期的には大繁殖の後、大量死滅が起こる可能性があるため、水質悪化を招く危険性があります。

人(日本人)との関係

主に理科、生物の授業における単細胞生物や老化、クローン死を観察するためのモデル材料や観賞魚の稚魚、幼魚用の飼料として利用されています。

実際にゾウリムシが届いて水槽投入までの流れ(メダカ水槽に入れる際の注意点、投入方法)

お届けするゾウリムシを維持しつつメダカ水槽にエサとして投入する際の注意点を説明します。お届けした容器の蓋を開けて弱めのエアーレーションをかけます。環境にもよりますが、安定して水温を20~25℃程度に維持できていればその状態で1か月程度は維持ができます。メダカのエサとして使用する際にはスポイトなどで吸い取り、メダカが驚かないようにメダカ水槽に優しく押し出します。一度で食べきれる量を与えます。与えすぎると食べ残しが水槽内で死亡して水質悪化を引き起こしたり、生き残ったとしてもメダカの性格や品種によっては水槽内を泳ぐゾウリムシにストレスを感じたりすることがあります。また、生き残りが繁殖すると、後に大量死滅をして水質悪化を招く可能性があります。

維持難易度、維持方法(春夏秋冬別注意点)

ゾウリムシの維持は比較的簡単です。維持する容器は500ml~2Lのペットボトルで十分です。水温は5~30℃の範囲に適応します。5℃以下になるとほとんど増殖しなくなり、死亡する個体が出てきます。30℃以上になると増殖ペースが上がりますが、ゾウリムシと併せて菌類、藻類等も増殖しやすくなるため水質の悪化と酸欠が起きやすくなり、それが原因で急激に減少、全滅することがあるため30℃以上にならないよう注意が必要です。夏は過昇温とそれに伴う水質悪化と酸欠に注意し、冬は室内で管理することをおすすめします。水質は弱酸性~中性を好みます。アルカリ性に大きく偏っていない限りはあまり気にする必要はありません。置き場所は光がなるべく当たらない場所にします。光が当たる場所では急激な温度変化や藻類の大量発生により維持が難しくなる可能性があります。酸欠にならないように蓋を開けた状態で、弱めのエアーレーションをかけます。エサは真正細菌をはじめとする細菌類や緑藻類です。真正細菌の身近なものには枯草菌があります。これは空気中や枯草、土壌など自然界に広く分布しています。植物由来の成分のある液体に自然発生させ、培養することができます。生茶、米のとぎ汁、豆乳など様々なものが利用できます。藁や籾殻、野菜などから煮出して冷ました汁も培養液になります。その際に煮出した素材は取り出さずに菌の培地として使用できます。以上の素材は無農薬、無添加のものに限ります。これら培養液をゾウリムシの入った水に添加することでゾウリムシにエサを与えることができます。また、クロレラもエサになります。さらに、乳酸菌や酵母菌などを含む栄養剤を溶かして培養液を作る方法もありますが、ここでは特定の商品について取り上げることは難しいため割愛します。培養液やクロレラの添加量はゾウリムシの入った水が薄く色付くくらいの量です。エサを添加する目安は、ゾウリムシの数が減り始めたり、水が透明になり始めたりしたのを目安にします。添加しても減少し続ける場合や増殖しすぎる場合は容器と培養液を更新する必要があるため、以下の繁殖方法をとります。

管理人ninomiya

エサは市販の栄養剤でもOKです。錠剤液体いずれでも大丈夫。もちろん下記の様にクロレラでもよいです。
参考

【飼育水の元に】濃縮生クロレラ180ml【ミジンコのエサに】めだか本舗

繁殖難易度、繁殖方法

繁殖は水温15~30℃が適しており、その他の条件と管理は上述の維持方法と同様です。長期的に手間をかけず少数を維持・繁殖させる場合は増殖ペースが比較的緩やかで水質が安定しやすい15~20℃が適しており、短期的に手間をかけて大繁殖させる場合は25~30℃が適しています。繁殖させる分だけの容器を用意し、水温を元のゾウリムシのいる容器と合わせてからスポイトを用いてゾウリムシを新容器に投入します。その後の管理は維持方法と同様です。積極的に繁殖させる場合には若干エサの添加量を増やしたり、ペースを早くしたりします。

ゾウリムシの仲間たち

ゾウリムシ(Paramecium caudatum)

ヒメゾウリムシ(P. aurelia)

ミドリゾウリムシ(P. bursaria)

ヨツヒメゾウリムシ(P. tetraurelia)

  1. multimicronucleatum
  2. trichium
  3. jenningsi
  4. calkinsi
  5. duboscqui

まとめ

ゾウリムシはメダカの稚魚、幼魚のエサとして適しています。身近なものを使用して比較的簡単に維持、繁殖することができるため、メダカ飼育に合わせて導入、管理すると重宝します。極めて小さいため肉眼では見えにくく、エサにいたっては色で判断するしかないため、慣れるまで少し難しく感じるかもしれません。ゾウリムシの維持と繁殖を試行錯誤しつつ楽しみ、メダカのエサとして利用してメダカを元気に、そして健康に育て、さらにはメダカ飼育と切り離して考えることのできない微生物の世界に入ってみるきっかけにしてみてもいかがでしょうか。

【タンパク質】インフゾリアミックス(ゾウリムシ)500mlボトル1本+サービス1本【稚魚のエサ】400円(税込)
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