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メダカ飼育と麦飯石~メダカもエビも貝も活き活きうれしいその存在感~

メダカを飼育しているとちょいちょい耳にする麦飯石。なくてもメダカは飼育できますがあったらちょっと水槽内が整うような気が…。お気に入りのメダカ君たち含む水槽内の生き物を幸せにしてくれそうなこの麦飯石なるものに、少々興味がそそられませんか?
gd769【健康増進】メダカ飼育のための麦飯石(1kg)【水質浄化】500円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
※一度のお買い物につき3個までとさせていただきます。
数量 500円(税込)/1kg  

麦飯石とは?

麦飯石は、火成岩の中の半深成岩に属する石英斑岩や花崗斑岩の一種です。淡い黄褐色~黒褐色の石基の中に白い長石と灰色の石英の結晶があることが特徴です。熱水作用、風化作用、炭酸化作用による鉱物の溶出により、吸着作用がありミネラルが溶出する多孔質構造になっています。主に含まれる成分は二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カリウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム、酸化第一鉄、酸化第二鉄、酸化チタン、五酸化リン、五酸化二リン、酸化マンガン、化合水です。主な産出地域は中国で、日本国内においては岐阜県加茂郡白川町黒川が唯一の産地です。産出地域や採掘場所、採掘深度によって組成が異なり、含有成分も異なります。

麦飯石の効果(メリットデメリット)

まずメリットとして、水質浄化作用、濾過細菌の定着場所になること溶出するミネラルによるメダカやエビ類、貝類の健康増進飼育水のpHの急激な低下の予防が挙げられます。麦飯石には炭と同様の2つの吸着があります。ファン・デル・ワールス力や疎水性相互作用による物理吸着と共有結合や静電引力、イオン交換作用による化学吸着です。物理吸着は吸着が速く、吸着力が弱いことが特徴で、化学吸着は吸着が遅く、吸着力が強いことが特徴です。細孔の大きさや物質の性質によって吸着される物質は異なり、細孔の数、大きさと吸着される物質の数、大きさとの組み合わせによって吸着量は異なります。この吸着性によって水中の有機物や濁り、臭素、塩素などを吸着して水質を浄化します。また、麦飯石は濾過細菌の定着場所に適しています。濾過細菌は物体の表面に定着します。麦飯石は多孔質で比表面積が大きいため、他の物体と比較して濾過細菌の定着量が多くなります。そして、麦飯石から溶出するミネラルはメダカの健康増進に繋がります。ミネラルが呼吸や食事の際にメダカの体内に入り吸収されます。ミネラルには骨や鱗、粘膜などの形成や修復の効果、新陳代謝を高める効果があるため、麦飯石を使用するとメダカの健康増進に繋がります。エビ類と貝類においてもミネラルにより殻が強化されます。さらにミネラルはアルカリ性であり、飼育水に徐々に溶け出すため飼育水の酸性への傾きを緩やかにさせます。ただし、水量に対する使用量が多い場合は溶出量が多くなり水の硬度が急上昇、過上昇します。メダカは軟水を好むうえに、急激な硬水化、過度の硬水化はメダカに限らず生体に悪影響を及ぼし、最悪の場合には死亡させます。一度に投入する量に注意する必要があります。

次にデメリットとして、魚病薬の薬効成分やブラックウォーターの成分の吸着飼育水の富栄養化が挙げられます。吸着性はメリットとなる一方、薬品やブラックウォーターを使用する際にはデメリットにもなります。併用しないように注意する必要があります。飼育水の富栄養化はミネラル類によるデメリットです。麦飯石の使用によって藻類が大量発生する恐れがあります。植物や藻類の生長には窒素、リン、カリウムが必要ですが、窒素とリンは生体の排泄物が分解されてそれぞれ硝酸塩とリン酸塩という形で水中に含まれます。そこにカリウムを含む多種多様なミネラル類が麦飯石から加わることにより、藻類が大量に発生する恐れがあります。

またメリットとデメリットの他に、麦飯石について広く誤解されていることがあります。アンモニアを吸着するという誤解です。アンモニアはガスとして気中に存在している場合には吸着材に吸着されやすい性質を持っていますが、水中に存在している場合は非常に吸着されにくい性質になっており、ほとんど吸着されません。亜硝酸や硝酸塩も同様の性質であるため、ほとんど吸着されません。麦飯石を使用するとアンモニア値や亜硝酸値が低下することはありますが、これは麦飯石に濾過細菌が定着、増殖するためです。そのため、濾過細菌に分解されない硝酸塩は水草や藻類が存在しない限り低下しません。

麦飯石の使用方法、セット方法(注意点など)

麦飯石の使用方法はネットに入れて沈める濾材として使用する方法があります。麦飯石の周りや中に水が流れることで吸着効果が出るため、より水流がある場所にセットするとより効果が出ます。ネットに入れて水槽内に沈めたり、濾過装置内で濾材として使用したりするとよりその効果が出ます。底面濾過装置の場合はネットに入れたものを底床に埋めたり、底床に混ぜたりすることで濾材として使用できます。麦飯石のみを底床として使用することもできますが、多量のミネラル溶出による富栄養化と高硬水化の問題が生じる恐れがあります。水草の使用と換水で対処することができますが、リスクが高いうえに手間がかかってしまいます。

セットする前にしなければならないこととして、洗浄があります。表面が削れて粉末が発生しているものが多く、そのまま水槽に投入すると濁りが生じて飼育環境に悪影響を及ぼす恐れがあります。底床を使用している場合は、沈殿した粉が底床の通水性を悪くし、底床の生物濾過を妨げる原因となります。底床を使用していない場合、生体の動きや濾過装置、水温変化による対流などの水流によって水中に舞い上がり、メダカが呼吸や食事をする際に口に入り、口腔、鰓、内臓を傷つける恐れがあります。

また、麦飯石に含まれる長石や石英は角があるものが多く、鋭利なものがあるため、それらの大きさや粗さなどの品質によっては生体を傷つける恐れがあるため、心配な場合は生体に直接触れない、あるいは触れにくい方法でセットします。

麦飯石は石以外に溶液が販売されています。これは手軽に使用できますが、品質や使用環境、使用方法によっては上記の粉末による問題が生じる恐れがあります。信頼できる品質のものを適切な環境、方法で使用する必要があります。

麦飯石を使用した飼育の注意点

長期間使用し続けていると吸着性がなくなり麦飯石の品質、環境によっては吸着された物質が放出されることがあります。吸着性がなくなる前に交換します。交換の目安は、大きさや品質にもよりますが使用開始からおよそ4~6か月程度です。目安の期間の間に麦飯石が崩れた場合はその時点で交換します。煮沸や天日干しなどをして再利用することも可能ですが、吸着物を除去しきることは難しいうえ、劣化のために元の吸着性に戻ることはほとんどなく、新品と交換することをおすすめします。ミネラル溶出に関しても溶出量には限界があるため、上記の期間を目安にします。

そして、飼育者の性格や認識によっては麦飯石の水質浄化作用のために油断をして水質の問題などを見落とす可能性があります。特定の水質悪化を緩やかにする効果は一定期間ありますが、水質全般を全く悪化させない効果はありません。油断をせずに観察、水質改善をする必要があります。

まとめ

麦飯石は吸着性があるため水質浄化作用があり、濾過細菌の定着場所にもなり生物濾過効果を高め溶出するミネラルによってメダカやエビ類、貝類の健康が増進され飼育水のpHの急激な低下を予防できます。一方、その吸着性のために薬品やブラックウォーターと併用することができず、またミネラル溶出のために飼育水が富栄養化、高硬水化するといった側面もあります。ミネラル溶出以外は炭と共通の効果を持っています。飼育している生体や環境、飼育方針に合わせて麦飯石と炭のどちらかを選択的に使用したり、併用したりすることもできます。麦飯石を上手に活用して、より元気で健康的なメダカを育てて、より魅力的で綺麗な水槽にしてみてはいかがでしょうか。

 

gd769【健康増進】メダカ飼育のための麦飯石(1kg)【水質浄化】500円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
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