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メダカ飼育とラムズホーン~静かに増える彩美しいインドヒラマキガイ~

メダカ水槽を彩ってくれる仲間、ラムズホーン。増えすぎることもありますが適切にお世話できれば楽しい同居人としてメダカ君たちと長く共存可能です。メダカ君たちとともに動きをじっと眺めていても飽きないので、水槽の前から動けなくなりますね・・・
gd774【色鮮やかな】ラムズホーン10個+α【コケ取り屋さん】550円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
※一度のお買い物につき3個までとさせていただきます。
数量 550円(税込)/10個+α  

概要、分類

ラムズホーンはインドヒラマキガイ(学名:Indoplanorbis exustus、漢字表記:印度平巻貝)の英名(Ramshorn snails)であり、アクアリウムでの通称です。インドヒラマキガイは腹足綱有肺目ヒラマキガイ科に属する小型淡水性巻貝です。アルビノや色彩変異の個体が固定され、原種の他に品種としてレッドラムズホーン、ピンクラムズホーン、ブルーラムズホーンの3品種が存在しています。その他、ブラックラムズホーン、ホワイトラムズホーン、イエローラムズホーン、クリームラムズホーンと呼ばれる様々な色彩変異個体が見つかっており、品種固定が愛好家の手によって進められています。単にラムズホーンと呼ぶ場合、品種を含む種類を指す場合と、品種のみを指す場合があります。ここでは、前者として扱い説明します。

参考

アクアリウムフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

テラリウムフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

アクアテラリウムフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

ビオトープフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生態、特徴

円形で、直径は10~15mm、幅は約3~5mmです。殻が薄く、蓋はありません。螺管は平たく巻きますが、左巻き(殻頂側から見て反時計回り)とされています。体層は直径の約3分の1を占めています。殻表は、原種は茶褐色~黒褐色、品種はそれぞれの名称の色をしており、平滑で光沢があります。成体では殻表が溶けて白濁している個体が多いです。呼吸は、呼吸孔を水面に出して肺呼吸を行うほか、水中では皮膚呼吸や偽鰓による呼吸も行ないます。ヘモグロビンをもち、体色が淡い個体やアルビノ個体では軟体が赤く見えます。雌雄同体で、自家受精が可能です。雌雄の生殖孔は体の左側に別々に開口しています。日本国内における無加温環境下での繁殖期は6~9月です。卵生で、卵嚢に包まれた卵塊を水槽面、石、流木、水草など安定した場所に産み付けます。一度に10~20個の卵を産みます。稚貝の状態で孵化します。孵化から約1か月程度、大きさにして直径3~5mm程度で繁殖が可能になります。食性は植物食の強い雑食性で、植物、植物遺骸、付着藻類、デトリタス、水面を浮遊する有機物、生物の死骸を餌とします。摂食方法はデトリタス食と刈り取り(グレイザー)食の2つです。

参考

デトリタスフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

メダカとの関係、相性

本種とメダカとの関係、相性は良いです環境適応範囲はメダカとほとんど同じであるため通年混泳させることが可能です。相互に生きた個体を捕食することはありません。本種はメダカのエサの食べ残しを食べるため、食べ残しが無駄にならず直接的に水質悪化をもたらしません。さらにアンモニア、亜硝酸に対してメダカよりも敏感に反応し、活動を休止したり、死亡したりするため水質のバロメーターになりますが、硝酸塩に対してはメダカと同等かそれより強いため、硝酸塩に限ってはバロメーターになりません。

人(日本人)との関係

アクアリウムでペットとして、小型魚水槽や水草水槽のコケ取り生物として、さらには淡水フグのエサとして利用されています。コケ取り生物としては本種と魚や水草との相性によっては嫌われることがあります

水槽内、植物との相性

水槽内との相性は良い面と悪い面があります卵生であるため卵塊を水槽面に産み付けて、水槽面の見た目を悪くします。また、繁殖に適した環境になると大繁殖して急激に個体数を増やすことがあるため、卵塊やその残骸、本種によって水槽内の見た目が悪くなることがあります。さらに個体数の増加が水質悪化をもたらす危険があります。一方で、水槽面のコケを食べるため、水槽面の見た目が良くなります。しかし、その効果は他のコケ取りに利用される貝に比べるとあまり高くありません

水草との相性は良いですが、柔らかい水草に限りあまり良くありません。水草表面に発生した付着藻類や水草に絡まる付着藻類を食べるため、水草の見た目が良くなるうえに水草の成長を阻害する付着藻類が減るため、調子が良くなります。しかし、エサが不足、特に植物質のエサが不足すると柔らかい水草を食べることがあります。エサ切れに注意し、植物質の強いエサを与えることで、水草の食害を予防することができます。

実際にラムズホーンが届いて水槽投入までの流れ(メダカ水槽に入れる際の注意点、投入方法)

本種を水槽に投入する際には特に注意すべきことはありません。水温や水質が大きく異なる水槽に投入する際には水合わせをする必要があります。メダカの水合わせと同様の方法で水合わせを行ないます。

維持難易度、維持方法(春夏秋冬別注意点)

維持は容易です。環境適応範囲は、水温は5~35℃、水質は弱酸性~中性、硬度は軟水~硬水と幅が広く、水質汚濁にも比較的強いです。メダカ飼育に準じた飼育環境で問題ありません。エサは観賞魚用や水生生物用人工飼料各種、付着藻類、デトリタスです。

春から秋にかけては活動、繁殖が旺盛です。春は水温の上昇に合わせて給餌量を増やしていき、秋は低下に合わせて減らしていきます。夏季は過昇温と酸欠に注意します。エサが足りている時や浮遊性のエサが水面を漂っていない時に水面に上がってきている場合は酸欠になっている可能性があるため、水流を起こしたり、エアーレーションを使用したりして酸素を供給します。冬季は水底で殻に籠って休眠します。秋にしっかりとエサを与えて体力をつけさせたうえで寒さに上手く順応させていると、水面が凍結しても死亡することはありません。加温環境下に移動して意図的に活動を再開させない限りは放置して、春に活動を再開するまで待ちます。

繁殖難易度、繁殖方法

繁殖は飼育をしていると自然に行なわれるため容易です。雌雄同体であるため雌雄の判別は不要です。自家受精が可能なため、1匹で繁殖を行なうことができます。繁殖形態は卵生で、卵嚢に包まれた卵塊を水槽面、石、流木、水草など安定した場所に産み付けます。自然下での繁殖期は6~9月で、繁殖に適した水温は25~30℃です。硬水で、エサが十分にあると繁殖の成功率は高まり、一度の産卵数が増えます。卵から稚貝の状態で孵化します。稚貝は移動速度が遅く、固形エサのみを与えても親が先に食べてしまうため、エサ切れを起こして死亡しやすいです。エサをしっかり与えてエサ切れを起こしにくくすると生き残りやすくなります。

品種はメダカと同様に同じ色を継代する場合は同じ品種同士で繁殖を行ないます。色に関する遺伝子ははっきりと解明されていませんが、一般的に原種が最も形質発現しやすく、続いてレッド、ピンク、ブルーという順番で発現しにくくなっていきます。ピンクとブルーは固定率があまり高くない系統が多いため、稚貝の段階で選別をする必要があります。

他のラムズホーンの仲間たち

ヒラマキミズマイマイ(Gyraulus spirillus)

クロヒラマキガイ(Gyraulus gredleri / Gyraulus acronicus)

ハブタエヒラマキガイ(Gyraulus illibatus)

タキヒラマキガイ(Gyraulus iwaotakii)

ヒメヒラマキミズマイマイ(Gyraulus sp. )

ミズコハクガイ(Gyraulus soritai)

トウキョウヒラマキガイ(Gyraulus tokyoensis)

ヒロクチヒラマキガイ(Gyraulus amplificatus)

カドヒラマキガイ(Gyraulus perstriatulus)

カドバリミズヒラマキ(Planorbis carinatus)

フトミズヒラマキ(Planorbarius comeus)

ヒロマキミズマイマイ(Menetus dilatatus)

クルマヒラマキガイ(Hippeutis cantori)

ヒラマキガイモドキ(Polypylis hemisphaerula)

リュウキュウヒラマキガイモドキ(Polypylis usta)

カワネジガイ(Camptoceras terebra hirasei)

ヒダリマキモノアラガイ(Camptoceras prashadi)

アメリカヒラマキガイ(Helisoma trivolvis)

オリイレサカマキガイ(Amerianna carinata)

カワコザラ(Laevapex nipponicus)

スジイリカワコザラ(Laevapex japonicus)

コビトノボウシザラ(Ferrissia fragilis)

参考

ページヒラマキガイ科フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

その他

本種は低温に強く、繁殖力が強いため日本への帰化が懸念されています。特に暖地では屋外無加温環境下で通年飼育、繁殖が可能なことから自然に逸脱した場合は容易に帰化する可能性があります。管理可能な環境で飼育し、飼育個体の逸脱に注意する必要があります。また、本種の飼育水槽の水草や水に混入して逸脱することが多いため、それらの管理にも注意する必要があります。

まとめ

ラムズホーンはメダカとほとんど同じ環境で飼育することが可能です。メダカと水槽内、水草との相性も良く、コケ取り生物としてメダカ水槽で混泳させるには適した貝です。脇役としての魅力が多いですが、いくつかの色の品種があり、コレクションしたり、掛け合わせをしたり、主役としても十分に楽しむことができます。色違いのラムズホーンをメダカ水槽に迎えて、コケ取り生物として水槽を綺麗にしてもらい、色鮮やかでより綺麗な、魅力的な水槽にしてみてはいかがでしょうか。

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