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メダカ飼育とインフゾリア(ワムシ)~孵化後一週間の稚魚たちへ2~

ゾウリムシとともにメダカの早期の生餌として適しているワムシ。成長期に生餌も与えて育てると大きくなってからの体の頑丈さが違います。嗜好性の面でもメダカたちにはいろいろな餌を供給してあげたいものです^^。
gd766【タンパク質】インフゾリアミックス(淡水ワムシ)500mlボトル1本【稚魚のエサ】550円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
※一度のお買い物につき3本までとさせていただきます。
数量 550円(税込)/1本  

メダカ飼育とインフゾリア(ゾウリムシ)~孵化後一週間の稚魚たちへ~

概要、分類

インフゾリアとは動物性プランクトンの総称です。このページではアクアリウムにおいて、その中でゾウリムシの次に扱われることの多いワムシについて説明します。ワムシは輪形動物門ワムシ目ならびにその近縁に属する微小なプランクトンの総称です。多細胞生物で、主に淡水に生息し、汽水や海水に生息する種も僅かにいます。浮遊生活、匍匐生活、固着生活する種類があります。世界で約3,000種、日本においては約400種が知られています。頭部に繊毛が輪状に生えており、その形からこの名で呼ばれています。

生態、特徴

体長は小型種で0.05~0.3mm、中型種で0.3~1mm、大型種では1~2mmになります。体型は様々で、壺型、円筒形、前体部が膨らみ、後体部が細長い形など多様です。肉眼では小さな白い粒として見えます。頭部は幅広く、繊毛が輪状に生えています。これは繊毛冠と呼ばれ、摂食や運動に使われます。繊毛冠の中央に口があります。胴部は円筒形や壺型をしており、内臓の大部分がここに収まります。続く尾部の先端には2本の爪状突起と種類によっては粘液腺があり、体を支えるために使われます。尾部はいくつかの節に分かれてよく伸縮します。種類によってそれぞれの部位の比率、形状などが異なります。食性は種類により多様で、デトリタス、藻類、植物の汁、細菌類、他のワムシ類などをエサとします。単為生殖と両性生殖により繁殖する種類が多く存在します。単為生殖は本種の生存に適した、安定した環境下で行なわれます。その環境下では雌のみが存在し、未受精卵が発生します。産まれた個体は基本的に全て雌です。両性生殖はワムシの生存に適さない、不安定な環境下で行なわれます。水質や水温、日照時間に反応し、単為生殖で雄が発生します。その雄と交尾をして、水質汚濁や低温、乾燥に耐えられる耐久卵を産みます。耐久卵は環境が安定すると孵化します。移動方法は尾部を振ったり、体を捩じったりして泳ぐもの、可動の付属肢をもち、それを動かして泳ぐものや尾部を伸縮させながら尾部と口部を使ってシャクトリムシのように匍匐するものなど種類により様々です。走性は正の光走性です。光の刺激に対し正の走性を示し、光に向かって移動します。

メダカとの関係、相性

ワムシ全般がメダカのエサに適しています。特に小型の浮遊性ワムシは稚魚、仔魚、幼魚の生餌としてはゾウリムシと並んで最適です。中型、大型のワムシは成魚のエサに利用することができます。エサとしてのワムシの特徴やその他のエサについては「エサについて」のページをご覧ください。

メダカ飼育とエサの与え方~栄養、嗜好性を考えバランスよく~

MEMO
海水ワムシだとメダカ水槽に入れた際にすぐに沈んで動かなくなり主に淡水状況で飼育されることの多いメダカのエサとしてはあまり適していません。メダカ水槽に投入するのはできれば淡水ワムシにしておきましょう。

その他、細菌類や藻類を捕食することから短期的な水質改善、あるいは急激な悪化の予防が期待されます。長期的には大繁殖の後、大量死滅が起こる可能性があるため、水質悪化を招く危険性があります。

人(日本人)との関係

主に理科、生物の授業におけるプランクトンを観察するための材料、養殖魚や観賞魚の稚魚、仔魚、幼魚用の飼料として利用されています。

実際にワムシが届いて水槽投入までの流れ(メダカ水槽に入れる際の注意点、投入方法)

お届けするワムシを維持しつつメダカ水槽にエサとして投入する際の注意点を説明します。お届けした容器の蓋を開けて弱めのエアーレーションをかけます。環境にもよりますが、安定して水温を15~25℃程度に維持できていればその状態で2週間~1か月程度は維持ができます。メダカのエサとして使用する際にはスポイトなどで吸い取り、メダカが驚かないようにメダカ水槽に優しく押し出します。水の汚れや臭いなどが気になる場合は一度綺麗な水に移してから与えます。一度で食べきれる量を与えます。与えすぎると食べ残しが水槽内で死亡して水質悪化を引き起こしたり、生き残ったとしてもメダカの性格や品種によっては水槽内を泳ぐワムシにストレスを感じたりすることがあります。また、生き残りが繁殖すると、後に大量死滅をして水質悪化を招く可能性があります。

維持難易度、維持方法(春夏秋冬別注意点)

ワムシの維持は比較的簡単です。維持する容器は500ml~2Lのペットボトルで十分です。水温は5~35℃の範囲に適応します。5℃以下になるとほとんど増殖しなくなり、死亡する個体が出てきます。30℃以上になると増殖ペースが上がりますが、併せて菌類、藻類等も増殖しやすくなるため水質の悪化と酸欠が起きやすくなり、それが原因で急激に減少、全滅することがあるため、短期的に大繁殖させない限りは30℃以上にならないよう注意が必要です。夏は過昇温とそれに伴う水質悪化と酸欠に注意し、冬は室内で管理することをおすすめします。水質は弱酸性~中性を好みます。アルカリ性に大きく偏っていない限りはあまり気にする必要はありません。置き場所は光がなるべく当たらない場所にします。光が当たる場所では急激な温度変化や藻類の大量発生により維持が難しくなる可能性があります。酸欠にならないように蓋を開けた状態で、弱めのエアーレーションをかけます。エサは主に真正細菌やクロレラなどの浮遊性緑藻類です。真正細菌の身近なものには枯草菌があります。これは空気中や枯草、土壌など自然界に広く分布しています。植物由来の成分のある液体に自然発生させ、培養することができます。生茶、米のとぎ汁、豆乳など様々なものが利用できます。藁や籾殻、野菜などから煮出して冷ました汁も培養液になります。その際に煮出した素材は取り出さずに菌の培地として使用できます。以上の素材は無農薬、無添加のものに限ります。これら培養液をワムシの入った水に添加することでエサを与えることができます。さらに、乳酸菌や酵母菌などを含む栄養剤を溶かして培養液を作る方法もありますが、ここでは特定の商品について取り上げることは難しいため割愛します。培養液やクロレラの添加量は水が薄く色付くくらいの量です。エサを添加する目安は、ワムシの数が減り始めたり、水が透明になり始めたりしたのを目安にします。添加しても減少し続ける場合や増殖しすぎる場合は容器と培養液を更新する必要があるため、以下の繁殖方法をとります。

繁殖難易度、繁殖方法

繁殖は水温20~35℃が適しており、その他の条件と管理は上述の維持方法と同様です。長期的に手間をかけず少数を維持・繁殖させる場合は増殖ペースが比較的緩やかで水質が安定しやすい20~28℃が適しており、短期的に手間をかけて大繁殖させる場合は28~35℃が適しています。繁殖させる分だけの容器を用意し、水温を元のワムシのいる容器と合わせてからスポイトやプランクトン用網を用いてワムシを新容器に投入します。その後の管理は維持方法と同様です。積極的に繁殖させる場合にはエサの添加量を増やしたり、ペースを早くしたりします

ワムシの仲間たち

ツボワムシ(Brachionus calyciflorus)

シオミズツボワムシ(Brachionus plicatilis)

コガタツボワムシ(Brachionus angularis)

ブダペストツボワムシ(Brachionus budapestinensis)

コガタノナガツノツボワムシ(Brachionus caudatus apesteini)

カマガタツボワムシ(Brachionus falcatus)

カドツボワムシ(Brachionus quadridentatus)

カメガタツボワムシ(Brachionus urceus)

ツノテマリワムシ(Conochilus unicornis)

トガリツボワムシ(Difflugia acuminata)

アシナガハオリワムシ(Diplenchlanis propatula)

ハオリワムシ(Euchlanis dilatata)

ナガミツウデワムシ(Filinia longiseta)

オナシミジンコワムシ(Hexarthra fennica)

ミジンコワムシ(Hexarthra mira)

トゲナガワムシ(Kellicottia longispina)

カメノコウワムシ(Keratella cochlearis)

コシブトカメノコウワムシ(Keratella quadrata)

コシボソカメノコウワムシ(Keratella valga)

ウサギワムシ(Lepadella patella f. oblonga)

タマゴガタエナガワムシ(Lecane bulla)

ミツトゲツキガタワムシ(Lecae ludwigia)

カドエナガワムシ(Lecane quadridentata)

シリキレシマワムシ(Notholca labis)

カクネコワムシ(Platyias patulus)

カドマルネコワムシ(Platyias quadricornis)

スジワムシ(Ploesoma truncatum)

ヒロハネウデワムシ(Polyarthra euryptera)

ハネウデワムシ(Polyarthra vulgaris)

アワワムシ(Pompholyx complanata)

ツノワムシ(Schizocerca diversicornis)

ドロワムシ(Synchaeta stylata)

ヒラタワムシ(Testudinella patina)

ヨツウデワムシ(Tetramastix opoliensis)

ネズミワムシ(Trichocerca capucina)

ツメナガネズミワムシ(Trichocerca cylindrica)

フタヅノネズミワムシ(Trichocerca similis)

シリトゲオニワムシ(Trichotoria tetractis)

ノコギリオニワムシ(Trichotoria truncata)

まとめ

ワムシといってもその種類は多く、それぞれ異なる特徴を持っています。浮遊性の小型ワムシはメダカの稚魚、仔魚、幼魚のエサとして、中型、大型種は成魚のエサに適しています。身近なものを使用して比較的簡単に維持、繁殖することができるため、メダカ飼育に合わせて導入、管理すると重宝します。極めて小さいため肉眼では見えにくく、エサにいたっては色で判断するしかないため、慣れるまで少し難しく感じるかもしれません。ワムシの維持と繁殖を試行錯誤しつつ楽しみ、メダカのエサとして利用してメダカを元気に、そして健康に育て、さらにはメダカ飼育と切り離して考えることのできない微生物の世界に入ってみるきっかけにしてみてもいかがでしょうか。

gd766【タンパク質】インフゾリアミックス(淡水ワムシ)500mlボトル1本【稚魚のエサ】550円(税込)
※まとめ買い割引対象外商品です。
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