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  メダカの飼い方
 
 

 はじめに・・・、
 メダカの遺伝子には地域差があります。販売されているメダカはもちろん、今では少なくなった野生のメダカにも住んでいる場所によって種類が違います。ですので、決してほかの地域のメダカを放流し、もといた地域のメダカや他の生物の生態系などを崩してしまわないようにしましょう!!

 
 

 
 

 メダカは・・・、
 浅い水辺でも生きられる魚です。湾に近くて、海水も混じってるんじゃないかと思うような河口付近の汽水域にも生息してたりします。水温も、真冬の水面に氷が張った状態でも生きていますし、夏は40度くらいの水温になっても生きています。水質は、1ヵ月ぜんぜん水替えをしなかったりしても生きています。
 産卵させることを目的としないのならば、結構な悪条件にもくじけず適応するみたいです。が、水温の急激な変化にはついてゆくことができないので、メダカを飼うときに死なせないためには、メダカをじぶんちの水槽に移すときや、水替えのときに注意することが大切だと思います。

 
 

 
   入れ物は・・・、
 お好みのものを用意しましょう。屋内で飼うなら水槽がいろんな種類で売っていますし、金魚鉢もいいと思います。屋外で飼うなら、左の画像にあるようなプラ船でもいいですし(ホームセンターで購入)、睡蓮鉢なんかもいい味出してると(個人的には)思います。
 こそっと言うと、冬場、プラ船なんかを地面に埋めて、地熱を利用するのもいいかもしれません。
 
 

一般的な水槽のサイズ
幅×奥行×高さ(cm)
3 45×24×30
4 45×30×30
5 60×30×30
6 60×30×36
7 60×30×40
8 75×30×45
9 75×40×45
10 75×45×45
11 90×30×45
12 90×40×45
13 90×45×45
 
 

 ちなみに・・・、
 水槽で一般に市販されているのはガラス製のものが多いみたいです。昔はステンレスの枠にパテかなんかでガラスをはめ込んだものがよく出回っていたと思いますが(非常に高価だったと思います)、最近は金属枠でなくプラスチック製のものが多く、だいぶ安価になって購入しやすくなりました。ただ、水槽の底もガラス製なので(当たり前ですが)、掃除や移動のときなどに注意が必要です。
 あと、ガラスを型に流し込んで作られたものなどもありますが、よほどの専門店でなければないと思われます。
 ちなみに左に一般的な水槽のサイズの一部を載せてみました。なにかの参考になれば幸いです。

 
 

 
   保温装置・・・、
 メダカを年中繁殖させる場合、どうしても必要になってくるのが保温装置です。屋内でエアコンがつきっぱなしの場所でない限り、必要になってきます。
 ヒーターとサーモスタットがセットになったものも売られてます。サーモスタットとはご存知のとおり、あらかじめ設定した温度に水温が上がるとヒーターの電源が切れるというものです。水槽が6号程度のときは150Wもあれば十分だと思います。
 あと、ヒーターの取り扱いには、十分注意したいものです。ガラス(セラミック?)でできているヒーターは、落としたりぶつけたりしないようにするのはもちろん、熱を持ったヒーターを急に冷たい水につけると割れてしまうことがあります。また、漏電にも、要注意です。
 冬場、長時間の停電などでヒーターが止まってしまった場合、熱いお湯を厚めのビニール袋や徳利、ふたができるバケツなどに入れて水槽の水に浮かべてやるという方法もありますが、水温があまり上がり過ぎないように注意が必要です。
 
 

 
   エアレーション・・・、
 魚類は水中の酸素をえらで吸収し炭酸ガスを排出して生きており、この水中の酸素の量がメダカに大きく影響します。といって、高価なモーター式のものが必要というわけでもなく、安価なバイブレーター式のもので十分だと思います。注意点としては、孵化後間もない稚魚水槽の場合、あまり強くエアレーションしてしまうと稚魚が疲れて死んでしまうことがあります。
 
 

 
   ろ過装置は・・・、
 店主は使ってないのでわかりません。というか、使ったことはあるのですが、ことメダカを飼育するのに必要性を感じません。内部式、外部式ろ過とあるのですが、メンテナンスが面倒なのと、定期的に、比較的短期間に水換えをしているほうがメダカたちの機嫌がよさそうだから、というのがその理由です。
 
 

 
 

 砂、石は・・・、
 ろ過の働きをするのと同時に、バクテリアの発生を促してくれて良いのですが、メダカの稚魚水槽に砂や石を入れてしまうと、稚魚が間にもぐりこんで死んでしまうことがあります。
 またアクアリウムを楽しむという面では、欠かすことができないかと思われます。水草を植えるのに底から4cm位は必要でしょう。
 砂には大磯砂、硅砂、サンゴ砂、南国砂などがありますが、水草に合ったいろんな砂がありますので、購入するときに店員さんに尋ねてみるとよいと思います。
 ひとつ、砂を敷き詰めるときに手前から奥に向かって少し傾斜を付けて(坂になるように)敷きましょう。水槽に奥行が出るというか、立体的になります。

 
 

水槽の大きさと蛍光灯の必要W数
幅×奥行×高さ(cm)
3 10W
4 15W
5 20W
6 20W
7 20W
8 20W
9 20W
10 20W
11 30W
12 30W
13 40W
 
   照明・・・、
 メダカは長日性の魚なので、ただでさえお日様の光が大好きです。ただ、水槽の位置などで、どうしても日光が当たらない場合や、逆に当たり過ぎる場合など、照明に頼ることもあるかと思います。また、一年中メダカを産卵させたい場合、9月の25日を過ぎるころから日照時間が12時間を切ってきます。そんなときにお世話になります。
 蛍光灯には白色、昼光、天然昼光やさまざまな種類がありますが、メダカの持つ色合いが引き立つものを、お好みでえらばれたらよいかと思います。
 ひとつの例として赤や紫の波長の光線を放つ蛍光灯は水草の成長を促します。水草の生育がよいということはメダカにもいいわけですから、そういった照明の選び方もあるかと思います。
 左に、だいたいの水槽の大きさに対する蛍光灯の必要(であろう)ワット数を表にしてあります(必ずしもこのとおりでなくてはならないというものではありません)。
 よかったら参考にしてください。。。
 
 
 

 
 

 その他にあったらいいもの・・・、
 網は必要ですね、水槽にあった大きさのものをひとつ、それと水槽の内壁面を拭いたりするのに濾過用の綿なんかあったら重宝します。ブラインシュリンプをあげるのであれば孵化用の簡易装置とスポイト(これで吸い取ってメダカにやります)。あと水槽の水を排泄するのにひしゃく、もしくは口の大きな専用ホースポンプですね。
 忘れてならないのが水温計です。これでメダカ水槽の温度が一目でわかります。

 
 

 
 

 メダカをどのくらい入れたらいいか・・・、
 難しいんですが、繁殖させたいのなら1匹/1g、観賞用ならおこのみで、という感じでしょうか・・・。ひとつの水槽での個体数というのは、成長速度や繁殖率に影響があるような気がします。あまり過密な状態で飼育すると成長が遅いですし、水質の悪化速度も速く、そのメダカが産卵しているとすると一度に産む卵の個数も減ってきます。

 
 

 
   いざ水槽に入れるときは・・・、
 (水道水なら) 1日か2日、直射日光下で汲み置きしカルキを抜いたものを使用しましょう。また、ハイポ(チオ硫酸ソーダ)を0.1~0.3g/10g(50gに結晶ひとつくらい)の割合で溶かすっていう手もありますが、店主は、メダカになるべく薬品を使いたくないのでやりません。
 (井戸水なら) 検査して、工場廃水、高濃度の無機塩類なんかが混入していなければOKだと思います。ただ、溶存酸素量が少ないときもあるので、エアレーションして使うといいと思います。
 少し横道にそれますが、「メダカにとってよい水とは?」というのはメダカを繁殖される方の最大の悩みであり、関心ごとだと思います。水の中の成分や、PHなどに、気候条件が加わり変質する水は奥が深いものです。メダカがしゃべってくれれば簡単なのですが、わりと無口なのでそうもいかないですよね。店主も、20年来鯉やメダカを飼育してきましたが、気候条件なども関係してくるので決め手となる水をはっきり言うことはできません。しかしながら、水のことをもう少し詳しく「よいこのためのメダカまめちしき」と「公開!!飼育水」に書きましたので、よかったらご覧下さい。
 本筋に戻ります。水槽に入れるとき、いくつか方法があるのですが、左図のようにして、メダカを入れる予定の水槽の温度と合わせ、同時に今メダカの入っている入れ物に、入れる予定の水槽の水を少し混ぜてあげましょう。あとは3時間ごとに2回くらい、水槽のほうの水をメダカ容器のほうに入れて慣らしてあげます。これで一晩くらい置いといて最終的に水槽に移してあげましょう。
 「ここまで神経質にならなくても」と言われてしまいそうですが、メダカは人間のように服を着てはいませんので、気を付けてあげたいものですね。。
 
 

 
   えさは・・・、
 店主は1日3回、朝昼夕方に分けてメダカ専用のえさ(オリジナル)や、ブラインシュリンプなどをやっています。ですが、よくホームセンターなどで売っているものでも十分よく食べます。ただ、生まれたばかりの稚魚には細かくすりつぶした粉末状のえさをあげるようにしましょう。口がちいさいですからね。
 あと、1日2回でも十分だと思います(朝晩)。1回にどのくらいやるかと言うと、(説明が難しいですが)メダカたちが食べ残さない程度って感じです。あまりたくさん食べさせすぎると、たとえばダルマメダカなんかは体が縮んでいるせいか内蔵の病気にかかりやすいように思います。また、食べ残したえさが水質の悪化の原因になりますので、ここは注意です。
 
 

 
   水換えは・・・、
 毎日1/5くらいを換えるって人もいますが、店主としては蒸発してしまって少なくなった分を補充し、2,3週間ごとに半分の水換えをするくらいでいいと思います。ただ、冬場はあまり水換えしないほうがいいかもしれません。ヒーターを入れてるなら別ですが。また、この補充する水もなるべく水道水を直接、というのは避けたほうがいいと思います。
 
 

 
 

 繁殖させるには、
 通常メダカは自然界では4月から9月くらいまで産卵すると思います。すなわち人工的に繁殖させるには、そのころの環境にしてやればよいということです。「水温20度以上、日照時間12時間以上」をキープしてやれば水質、えさ、飼育個体密度にもよりますが毎日、もしくはそれに近いペースで産卵することになると思います。

 
 

 
   採卵方法・・・、
 ホテイアオイなら観賞できて根に卵を産み付けますのでいいかなーと思います。その他の浮き草、水草ですが、アナカリスとかだとあまり産み付けてくれなかったように思います。ちなみに当店では、昔ながらのシュロ皮を使っています。商品としても販売していますが、いい感じです。
 また、アクリルの毛糸を束ねたものを水槽の中に入れておくとそれに産み付けます。ただ、シュロ皮には劣るのと、鑑賞に堪えないかなあとも思います。
 それをそのままにしておくと孵化した稚魚を親メダカが「ぱくっ」と食べてしまうので、水を張った別容器に移してあげます。このときメチレンブルー溶液なんかを溶かして殺菌する方法もありますが、店主は薬はきらいなのでやりません。
 そして、水温にもよりますが、大体1週間から10日で孵化してきます。孵化する日数と水温の関係ですが大体次のような式で表すことができるようです。

 水温 × 日数 = 250℃日

 「水温が25度なら10日で孵化する」感じです、かといって水温が50度だったら5日で孵化するかといえば、無論しません。卵が死んじゃいますから。
 
 

 
 

 卵をたくさん取りたいなら・・・、
 直接メダカのお腹から採卵する、というやり方がいいかもです。ホテイアオイなんかに生ませるようにしておくとどうしてもメダカ自身が食べてしまったり、底に産み落としてしまったりします。そこで腹に卵を付けているメダカを網でそっとすくい、あらかじめ用意しておいた絵の具の筆でやさしく採卵する、という手順です。
 あとは、別容器へ移して、ゆっくり流れる時間を楽しみましょう。。。

 
 

いかがだったでしょう、参考になりましたでしょうか?かなり本音で書いてみました、ただ、すべて店主の経験に基づいて記してありますので、論理的に飛躍しているところもあるかもしれません。。。メダカについての基礎知識や、病気のこと、メダカのことをもう少し知りたいという方は「よいこのためのメダカまめちしき」へどうぞ
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