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 メダカの飼育方法 
続メダカ飼育
もう少し突っ込んだくわしいメダカの飼い方はこちらをどうぞ。 
 

 このページではメダカの簡単な飼育方法について書いてゆきたいと
 思います。


 ただ、飼育とひとくちに言ってもいろいろあり、飼育ということですべて
 詳細を書いてしまうと長ーくなりますので飼育全般ということでこのページで
 は軽く触れておきたいと思います。
 要所要所の詳しい掘り下げが必要な、たとえば病気についてや冬越しに
 ついて、繁殖、オスメスについてや卵についてといったものは別ページで
 詳しく書いてゆきますのでそちらも合わせてご覧ください。
 
 

メダカの放流はぜったいやめましょう。
 
   はじめにメダカを飼育する際には理解しておいていただきたいことが
 あります。それはメダカの遺伝子には地域差がある、ということです。
 販売されているメダカはもちろん、今では少なくなった野生のメダカにも
 住んでいる場所によって(厳密に言えば)種類が違います。
 ですので、決してほかの地域のメダカを放流し、
 もといた地域のメダカや他の生物の生態系などを
 崩してしまわないようにしましょう。
 
 

メダカは強いお魚です。
 
   メダカは浅い水辺でも生きられる魚です。湾に近くて海水も混じって
 るんじゃないかと思うような河口付近の汽水域にも生息してたりします。
 水温も、真冬の水面に氷が張った状態でも生きていますし、
 夏は40度くらいの水温になっても生きています。
 水質は1ヵ月ぜんぜん水替えをしなかったりしても生きています。
 産卵させることを目的としないのならば、
 結構な悪条件にもくじけず適応します。 が、水温の急激な変化には
 ついてゆくことができないので、メダカを飼うときに死なせないためには、
 メダカをじぶんちの水槽に移すときや、水替えのときに注意することが大切です。
 
 

 
 はい、それではちょっと書いてゆきたいと思いますがメダカ飼育をスタートする
 のであれば、まずは肝心のメダカを買ってきたり知り合いの方にもらったりと
 メダカを迎え入れねばなりません。
 この時にやっぱりメダカの状態が気になりますよね。
 そうです、やはり健康体でなければどんなに飼育が上手な方でも
 苦労するものです。いわんや初心者の方であれば余計に元気なもの、
 健康なものをチョイスしたいものです。
 ではその見極めのポイントはどんなところでしょうか。
 
 

 
 まず分かりやすいところで「泳ぎ方が自然である」ということです。
 すいーすいーっとよどみなく泳いでいるのが自然で人がのぞくと
 パッと素早く反応して場合によっては物陰などに隠れたりします。
 この反応が早い、というのも重要でリアクションが鈍いと元気がなく
 疲れている可能性があります。
 またメダカを上から見てみましょう。
 そのメダカは腹の部分がやせ細っていませんか?
 特にまるまる太っていなくて良いです。ガリガリでなければ大丈夫。
 
 

 
 そして病気にかかっていないかをチェックしましょう。
 メダカの病気と異常についてを一読いただき、それに該当するものは
 買わない方が良いでしょう。
 そしていざお宅に着いて、水槽に入れたいところですが
 ちょっと前後しますがその前に迎え入れる側の準備は必要です。
 必要なものは水槽、エサ、網、基本このくらいで最低限スタートできます。
 加えてヒーター、ろ過装置、エアレーション機器、底砂、土、水草、産卵巣、
 予備の水槽や採卵や移動時に使うプラケース、ブラインシュリンプなどの
 生餌、飼育の経過をつけるノート等々もあればよいかもしれません。
 
 

 
 よく「お店で売ってるようなメダカ飼育セットみたいなものを用意しなければ
 いけないの?」と聞かれるのですが、上でも書いたように絶対に必要というわけ
 ではないです。ただ、初心者の方は最初はそれで安心感は得られると思い
 ますし、屋内で鑑賞でアクアリウムを、というのであればレイアウト、管理の
 手間や見た目などを含めあった方が良いと思います。
 ただたとえばメダカを睡蓮鉢で飼育するのにポンプやろ過器をつけてる人は
 あまりいませんよね。それで飼育できるからです。また繁殖目的で飼育する
 のであれば水槽内に産卵巣以外のものは余計になります。
 
 

 
 準備としては用具もそうですがメダカ飼育に関する基礎の知識くらいは
 ほしいところです。
 弊社のサイトもそうですが本やインターネットでメダカの飼育に関するさまざま
 なことを見ることができると思いますのであらかじめ少しは学んでおいた方
 が良いでしょう。
 ただ念のために書いておきますとメダカ飼育は三者三様で
 基本の飼育方法を学べばあとは実戦あるのみ。
 本で読んだこととけっこう違う、なんてことも実際に飼育してみるとあり得る
 のがメダカ飼育です。
 
 

 
 あと肝心なのは水ですね。水槽に入れておかねばなりませんよね。
 観賞魚を飼育されたことがある方なら当然お分かりになられていると思い
 ますが水を作るにはすくなくてもひと月以上はかかるものです。
 良質なバクテリアを育ててメダカがつつがなく安心して生活できる元となる
 環境設定は水とその周りのものから成り立っていてそれを作り上げるのには
 ある程度の時間は本来必要なものです。
 ただ、メダカの場合すごく強い魚なんですね。
 過密に飼育しない限りは水道の水を2、3日汲み置いただけの水でも
 適応してくれるのです。
 
 

メダカはいろんな容器で飼育できます。
 
   入れ物はお好みのものを用意しましょう。
 屋内で飼育するなら水槽がいろんな種類で売っていますし、
 大きめの金魚鉢もいいと思います。
 屋外で飼うなら、左の画像にあるようなプラ船でもいいですし
 睡蓮鉢なんかもいい味出してると個人的には思います。
 ただメダカは保護色機能が働きますので、その品種の本来の色を出そう
 と思うと、画像左にあるような、黒い容器で飼育されることをお勧めいたし
 ます。こそっと言うと、冬場プラ船なんかを地面に埋めて、
 地熱を利用するのもいいかもしれませんねー♪♪♪
 
 

一般的な水槽のサイズ
幅×奥行×高さ(cm)
3 45×24×30
4 45×30×30
5 60×30×30
6 60×30×36
7 60×30×40
8 75×30×45
9 75×40×45
10 75×45×45
11 90×30×45
12 90×40×45
13 90×45×45
 
 ちなみに水槽で一般に市販されているのはガラス製のものが多いです。
 昔はステンレスの枠にパテかなんかでガラスをはめ込んだものが
 よく出回っていたと思いますが(非常に高価だったと思います)、
 最近は金属枠でなくプラスチック製のものが多く、
 だいぶ安価になって購入しやすくなりました。
 ただ、水槽の底もガラス製なので(当たり前ですが)、
 掃除や移動のときなどに注意が必要です。
 あと、ガラスを型に流し込んで作られたものなどもありますが、
 専門店でなければないでしょう。ちなみに左に一般的な水槽のサイズの
 一部を載せてみました。参考になれば幸いです。
 
 

掛け合わせには加温器が必要です。
 
   メダカを年中繁殖させる場合どうしても必要になってくるのが加温機器です。
 屋内でエアコンがつきっぱなしの場所でない限り、必要になってきます。
 また、ダルマメダカを作出したいときなどは、やはり必要になってきます
 (30〜33℃設定)。
 ヒーターとサーモスタットがセットになったものも売られてます。
 サーモスタットとはご存知のとおり、あらかじめ設定した温度に水温が上がると
 ヒーターの電源が切れるというものです。
 水槽が6号程度のときは150Wもあれば十分だと思います。
 あと、ヒーターの取り扱いには、十分注意したいものです。
 ガラス(セラミック?)でできているヒーターは、
 落としたりぶつけたりしないようにするのはもちろん、
 熱を持ったヒーターを急に冷たい水につけると割れてしまうことがあります。
 また、漏電にも、要注意です。
 冬場長時間の停電などでヒーターが止まってしまった場合、
 熱いお湯を厚めのビニール袋や徳利、ふたができるバケツなどに入れて
 水槽の水に浮かべてやるという方法もありますが、
 水温があまり上がり過ぎないように注意が必要です。
 
 

メダカh水流を嫌います。
 
   魚類は水中の酸素をえらで吸収し炭酸ガスを排出して生きており、
 この水中の酸素の量がメダカに大きく影響します。
 といって、高価なモーター式のものが必要というわけでもなく、
 安価なバイブレーター式のもので十分だと思います。
 注意点としては、孵化後間もない稚魚水槽の場合、
 あまり強くエアレーションしてしまうと
 稚魚が疲れて死んでしまうことがあります。
 また、基本的に狭い水槽内で飼育することが多くなりますので、
 そのような限られたスペースの場合、
 あまりエアレーションをかけると水流が生まれてしまいます。
 メダカはこの水流を嫌います。ずっと泳ぎ続けるということが苦手なんですね。
 そして画像のように、メダカのえさのひとつであるブラインシュリンプエッグを
 孵化させる際などにも使用します。
 
 

ろ過器で生まれる水流にも注意が必要です。
 
   ろ過装置は弊社は使ってないのでわかりません。というか
 使ったことはあるのですが、ことメダカを飼育するのに必要性を感じません。
 内部式、外部式ろ過とあるのですが、
 メンテナンスが面倒なのと、定期的に水換えをしているほうが
 メダカたちの機嫌がよさそうだから、というのがその理由です。
 また、底面ろ過は除きますが水流が生まれてくるようなろ過器の場合、
 やはりメダカは嫌いますのでご注意ください。
 
 

石、砂、土など、メダカ君の機嫌に合わせてチョイスしましょう。
 
   砂、石はろ過の働きをするのと同時にバクテリアの発生を促して
 くれて良いのですが、メダカの稚魚水槽に砂や石を入れてしまうと、
 稚魚が間にもぐりこんで死んでしまうことがあります。田んぼの土
 などはとてもメダカ君の機嫌も良く、たくさん産卵してくれるのでお勧め
 です。またアクアリウムを楽しむという面では、砂などは欠かすことが
 できないかと思われます。水草を植えるのに底から4cm位は必要でしょう。
 砂には大磯砂、硅砂、サンゴ砂、南国砂などがありますが、
 水草に合ったいろんな砂がありますので、
 購入するときに店員さんに尋ねてみるとよいと思います。
 ひとつ、敷き詰めるときに手前から奥に向かって少し傾斜を付けて
 (坂になるように)敷きましょう。水槽に奥行が出るというか、
 立体的になります。
 
 

水槽の大きさと蛍光灯の必要W数
幅×奥行×高さ(cm)
3 10W
4 15W
5 20W
6 20W
7 20W
8 20W
9 20W
10 20W
11 30W
12 30W
13 40W
 
   メダカは長日性の魚なので、ただでさえお日さまの光が大好きです。
 ただ、水槽の位置などで、どうしても日光が当たらない場合や、
 逆に当たり過ぎる場合など、照明に頼ることもあるかと思います。
 また、一年中メダカを産卵させたい場合、
 9月の25日を過ぎるころから日照時間が12時間を切ってきます。
 そんなときにお世話になります。
 蛍光灯には白色、昼光、天然昼光やさまざまな種類がありますが、
 メダカの持つ色合いが引き立つものを、
 お好みで選ばれるのもよいかと思います。ひとつの例として、
 赤や紫の波長の光線を放つ蛍光灯は水草の成長を促します。
 そういった角度での照明の選び方もあるかと思います。
 左に、だいたいの水槽の大きさに対する蛍光灯の必要(であろう)ワット数
 を表にしてあります
 (必ずしもこのとおりでなくてはならないというものではありません)。
 よかったら参考にしてください。
 
 

備品は適宜そろえてくださいねー♪
 
   その他に飼育上あったらいいもの、そうですね、網は必要ですね、
 とくに稚魚用のものは成魚にも使えますので必需品です。
 それと水槽の内壁面を拭いたりするのに濾過用の綿なんかあったら重宝
 します。ブラインシュリンプをあげるのであれば
 孵化用の簡易装置とスポイト(これで吸い取ってメダカにやります)。
 あと水槽の水を排泄するのにひしゃく、もしくは口の大きな専用ホースポンプ
 ですね。
 忘れてならないのが水温計です。これでメダカ水槽の温度が一目でわかり
 ますよね♪
 
 

個体密度はなるべく低くしてください。
 
   メダカをどのくらい入れたらいいか、難しいんですが、ちょっと繁殖させ
 たいのなら1尾/1g、観賞用ならおこのみで、という感じでしょうか・・・。
 ただお好みといっても、10gの水槽に50尾とか入れるのは論外です。
 特に継続して産卵させたい場合は1尾/3gほどが好ましい感じです。
 ひとつの水槽での個体数というのは、成長速度や産卵数に影響します。
 あまり過密な状態で飼育すると成長が遅いですし、
 水質の悪化速度も速く、そのメダカが産卵しているとすると
 一度に産む卵の個数も減ってきます。
 
 



 
   いざ水槽に入れるときは、
 (水道水なら)
 丸1日か2日、直射日光下で汲み置きしカルキを抜いたものを使用しましょう。
 また、ハイポ(チオ硫酸ソーダ)を0.1~0.3g/10g(50gに結晶ひとつくらい)の
 割合で溶かすっていう手もありますが、弊社ではメダカになるべく薬品を使いた
 くないのでやりません。
 (井戸水なら) 
 検査して、工場廃水、高濃度の無機塩類なんかが混入していなければ
 OKだと思います。ただ溶存酸素量が少ないときもあるので、
 エアレーションして使うといいと思います。
 少し横道にそれますが、「メダカにとってよい水とは?」というのは
 メダカを繁殖される方の最大の悩みであり、関心ごとだと思います。
 水の中の成分や、PHなどに、気候条件が加わり変質する水は
 奥が深いものです。
 メダカがしゃべってくれれば簡単なのですが、わりと無口なのでそうも
 いかないですよね♪店主も、20年来鯉やメダカを飼育してきましたが、
 気候条件なども関係してくるので決め手となる水をはっきり言うことは
 できません。
 しかしながら、水のことをもう少し詳しく「よいこのためのメダカまめちしき
 に書きましたので、よかったらご覧下さい。
 本筋に戻ります。
 水槽に入れるとき、いくつか方法があるのですが、
 左図のようにして、メダカを入れる予定の水槽の温度と合わせ、
 同時に今メダカの入っている入れ物に、入れる予定の水槽の水を少し
 混ぜてあげましょう。あとは3時間ごとに2回くらい、
 水槽のほうの水をメダカ容器のほうに入れて慣らしてあげます。
 これで一晩くらい置いといて最終的に水槽に移してあげましょう。
 「ここまで神経質にならなくても」と言われてしまいそうですが、
 メダカは人間のように服を着てはいませんので、
 気を付けてあげたいものですね。。
 
 

エサの与えすぎには注意しましょう。
 
   給餌は弊社ではは1日2回朝夕に分けてメダカ専用のえさ(オリジナル)や、
 ブラインシュリンプなどをやっています。
 ですが、よくホームセンターなどで売っているものでも十分よく食べます。
 ただ、生まれたばかりの稚魚には細かくすりつぶした粉末状のえさをあげ
 るようにしましょう。口がちいさいですからね。
 あと、1回にどのくらいやるかと言うと、
 (説明が難しいですが)メダカたちが食べ残さない程度って感じです。
 あまりたくさん食べさせすぎると、たとえばダルマメダカなんかは体が
 縮んでいるせいか内蔵の病気にかかりやすいように思います。
 メダカの場合、体力がないので、1度病気にかかったら致命傷となります。
 また、食べ残したえさが水質の悪化の原因になりますので、
 ここは注意です。
 
 

 
   水換えは毎日1/5くらいを換えるって人もいますが、
 店主としては蒸発してしまって少なくなった分を補充し、
 2、3週間ごとに半分の水換えをするくらいでいいと思います。
 あまり換えすぎますと、メダカは調子を崩しがちになります。
 ただ、ガラス水槽などで飼育されている場合、
 コケが生えたり、水が濁ったりして見えなくなってしまうので、
 そのようなときにはバケツにメダカ君たちを元の水と一緒に非難させ、
 水槽を洗ってすっきりしたところで元の水と一緒に戻してあげます。
 このとき、水温は25℃以上はほしいところです。
 底に土や砂などを入れてやると、
 少しはコケによる濁りが出るのを遅らせることが出来ます。
 ただ、冬場はあまり水換えしないほうがいいと思います。
 (ヒーターを入れてるなら別です)
 また、この補充する水も水道水を直接というのは避けなければなりません。
 
 

繁殖条件を保って産卵させてあげましょう。
 
   繁殖させるには通常メダカは自然界(国内の温暖な地域)では、
 4月〜9月くらいまで産卵すると思います。
 高地や寒冷地になりますと、7月〜9月くらいになります。
 人工的に繁殖させるには、
 そのころの環境にしてやればよいということになりますので、
 「水温23℃以上、日照時間13時間以上」をキープしてやれば
 水質、えさ、飼育個体密度にもよりますが、
 毎日、もしくはそれに近いペースで産卵してくれます。
 ただ、毎日産卵させるとメダカは早く疲弊し、死んでしまうことになります。
 (ちなみにメダカの寿命はおおよそ3年です。)
 特に産卵させなくてもよい個体などは、
 むやみに採卵しない方が長生きしてくれますので、
 その辺は選別して、飼育してあげましょう。
 
 


産卵はメダカの健康のバロメータです。
 
   ホテイアオイなら観賞できて根に卵を産み付けますのでいいかなと思います。
 その他の浮き草、水草はあまり試したことがないのですが、
 アナカリスとかだとあまり産み付けてくれないようです。
 ちなみにうちでは昔ながらのシュロ皮を使っています。
 商品としても販売していますが、いい感じです。
 また、アクリルの毛糸を束ねたものを水槽の中に入れておくと
 それに産み付けてくれます。
 ただ、シュロ皮には劣るのと、鑑賞に堪えないかなあとも思います。
 また、卵のついた産卵巣をそのままにしておくと
 孵化した稚魚を親メダカが「ぱくっ」と食べてしまうので、
 水を張った別容器に移してあげます。
 このときメチレンブルー溶液なんかを溶かして殺菌する方法もありますが、
 店主は薬ぎらいなのでやりません。
 また、産卵するということは、メダカは健康で、機嫌がよいということです。
 飼育環境に問題がないことを示してくれる、
 バロメータといってもよいと思います。
 そして水温にもよりますが、大体1週間から10日で孵化してきます。
 孵化する日数と水温の関係ですが、
 大体次のような式で表すことができるようです。

 水温 × 日数 = 250℃日

 「水温が25度なら10日で孵化する」感じです、
 かといって水温が50度だったら5日で孵化するかといえば、無論しません。
 卵が死んじゃいますから。
 
 

たくさんふやして大家族にしてあげてください♪♪♪
 
   卵をたくさん採りたいなら、直接メダカのお腹から採卵する、
 というやり方もあります。ホテイアオイなんかに生ませるようにしておくと
 どうしてもメダカ自身が食べてしまったり、底に産み落としてしまったりします。
 そこで腹に卵を付けているメダカを網でそっとすくい、
 あらかじめ用意しておいた絵の具の筆でやさしく採卵する、という手順です。
 あとは、別容器へ移して、ゆっくり流れる時間を楽しみましょう。。。
 生体を直接触るのがいやなら、シュロはシュロで採卵し、
 底に落ちた卵も綿などで採ってあげるようにしましょう。
 
 

 
 繁殖などについてはまた別ページで掘り下げる予定ですのでここでは
 軽くにしておきますが、稚魚に関してよく質問を受けます。
 「孵化はするけれど二週間以内でガクッと減る」。
 稚魚は当然ですが食べるものがないと生きていけません。また
 稚魚ですので水はきれいにしておかなければ免疫系等が出来上がって
 いないわけですから死んでしまいます。
 この二点を必ず抑えてください。
 普通のメダカであればここまで厳しく管理しなくても全然大丈夫です。
 問題はそういう風に育たない個体や種類の場合です。
 
 

 
 この種類が弱い、というのは決定的にはないと思います。
 アルビノメダカは昔は弱かったですが改良の末かなり丈夫に育つように
 なりましたし他の種類でもたいていは水やエサを気にしないでも育ってくれます。
 ただどうしても育たないグループというのはあって、見た目ではどの親かは
 わからないものです。
 なのでそれにあたった際には上記のきれいな水、稚魚への給餌という
 二点をあらためて点検してみてください。
 
 

 
 その水についてですが、「ひとまず水は汲み置きした水道水で大丈夫」
 と思いがちですがその通り、だいたいは大丈夫、問題ないです。
 ただ水道水は合わない地域の水はほんと合わないもので、
 どんなに試行錯誤しても全然うまくいかない地域というのはあったりします。
 水源や処理の段階でいろいろあるのかもしれませんけれども
 どうしてもうまくいかない場合は市販の飲料水を試してみてください。
 また井戸水も良いことが多いです。ただ浅井戸などでうわ水の場合
 汚れていたり鉄分が多かったりしますのできちんとテストしてみてから
 実際にメダカ飼育に使用するかどうかを決めましょう。
 
 

 
 そしてエサですがこれは必ずパウダー状のものを使うようにしてください。
 細かければ細かいほど良いです。
 これで稚魚の生存率が決まるといっても良いくらい重要なので
 もしうまくいかなければエサの見直しをしても良いでしょう。
 また、もし興味、余裕がある方であればごく初期の生餌として
 ゾウリムシというのも面白いかと思います。まだブラインシュリンプや
 ミジンコを食べることができないほど小さな時期の個体に与える最高のエサ
 となります。 
 
 

 
 ゾウリムシは簡単に培養できます。
 ざっと書きますと
 プラケースなどの容器にカットしたワラを少量入れます。
 水も入れてガーゼかなんかで蓋をし、通気性を確保しておきます。
 だいたい20℃程度にしておいて市販の栄養剤(錠剤で良い)を入れる。
 種となるゾウリムシを採取してきて投入して維持します。
 これで10日くらいでけっこう増えると思います。
 ただ肉眼では見えないので確認するには顕微鏡が必要でしょう。
 
 

 
 ゾウリムシは水をきれいにするとも言います。
 小さな小さなメダカの稚魚の食料としてだけではなく、そういった部分の
 活用方法もあるかもしれません。
 ちなみにメダカ飼育をしばらくやってますと弊社の粉エサを与えたりしていれば
 自然とゾウリムシなどのインフゾリアは水面に着いたコケに粉エサが
 乗っかっていたりしてそこから沸いていることもあります。
 「メダカの飼育がうまくいくようになってきた」というのは実はそういった
 目に見えない部分の効果も後押ししてくれている結果でもあります。
 
 

 
 いかがだったでしょうか、かるくメダカの飼育方法について触れてみました。
 メダカの飼育方法は基本を押さえて、あとはあくまでみなさんの地域それぞれ
 の気候に合わせたり、スタイル次第で変えていってください。
 なんでもそうかもしれませんが実践が一番の教科書です。
 それでつまづいたり分からなくなったりすればまた本やインターネットから
 ヒントをもらうようにしましょう。
 もちろん弊社までお問い合わせいただいてもけっこうです。
 ちなみに弊社から毎日配信させていただいているメルマガ(日刊めだマガ)でも
 季節に沿って少しずつ飼育に関することを書かせていただいています。
 もしよろしければ一度ご購読いただけましたら幸いです(無料)。
 
 

続メダカ飼育
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